おばけばたけ」 せんせいの声

おばけばたけ 作:林 なつこ
出版社:マイクロマガジン社
税込価格:\1,540
発行日:2018年07月
ISBN:9784896378078
評価スコア 4.34
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  • 食を”みつめ”る 受賞レビュー

    ちょっぴり怖いおばけばたけで繰り広げられる謎の少年とどこか愛嬌があるおばけ野菜たちとのドタバタ劇。
    次から次へと登場するおばけ野菜たちを、なぜか動じることなく不思議な呪文でやっつけてしまう少年にあれ?っとなるも、実はこの少年は…
    全体的にコミカルでテンポが良く、オチも考えられていて楽しく読める絵本でした。
    登場するおばけ野菜の名前がどれも秀逸で、それだけでもお子さんとの会話が広がるのではないでしょうか?ろくろっきゅうり(ろくろっ首)やきゅうりのきつね(九尾の狐)のような定番妖怪ネタから、だいこんおろち(大根おろし)やあかんべいなす(米ナス)のような食材ネタまでが詰まっていて飽きさせません。その他にも韻を踏んだ言葉遊びがたくさん散りばめられたおばけ野菜たちが登場します。韻といえばタイトルのおばけばたけもそうですし、このレビューのタイトルも、なのです。
    無事おばけ野菜を収穫した少年は、最後はおかあさんと一緒に美味しそうなおばけカレーを作ります。
    おなべや湯気の中に垣間見えるおばけたちの顔に、感受性の強いお子さんであれば「かわいそう」という感想を持つかもしれません。そこに気がつけるお子さんであれば「命を食して生きる人間」という存在について、少しだけお話してあげてはどうでしょうか? 食べ残している野菜にも命が宿っていたことを理解できれば、きっと好き嫌いも減ってくれるに違いありません。
    そんなおばけたちを楽しみ、食を見つめ直す機会にもなる絵本、おばけばたけ。身の回りがたくさんの命で満ち溢れていることに興味を持ち出したお子さん、そしてもちろん野菜嫌いのお子さんにならピッタリの一冊だとお薦めします。

    投稿日:2018/08/22

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  • 全てがオバケ

    主人公の男の子が「おばけばたけ」に野菜を取りに行くお話です。

    野菜のオバケたちが男の子を驚かそうとしますが、男の子が変な呪文を唱えると野菜オバケたちは消えてしまいます。
    そして男の子が転んだ拍子に、男の子が”三つ目こぞう”だということが分かります。
    全てがオバケの世界のお話でした。

    怖い話が好きな子ども達に読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆

    投稿日:2025/09/20

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