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わたしは、この本を読むまで、動物愛護センターは、 保健所と違って、動物を愛して守ってくれる所だと思っていた。 なのに、実際には、未来ちゃんたちのように、 新しい飼い主に引き取られるのは、10パ―セントよりも少なくて、 あとの残りの犬と猫たちは、1年間で4万匹近くも、 何の罪もないのに殺されると知って、とても悲しくなった。 せっかく生まれてきた大切な命なのに。 愛護センターなんて名前でなく、たとえば、「命を落とす場所」 という呼び方にしたら、残酷すぎるように思えるけど、 そのほうが、みんなが犬や猫を捨てようとした時、 「本当にそれでいいのかな?」と考えて、 1匹の命が救われるんじゃないかな、と思う。 愛護センターの職員さんたちだって、心の中では、 こんな辛い仕事はしたくないと思っているはず。 本当は、飼い主がやらなければいけない仕事なんだよね。 愛護センターに連れて行くことは簡単だけれど、 その時に、もう1度 「命ってこんなに重いんだな」と 感じてほしい。
投稿日:2016/12/28
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