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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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  • ためしよみ

ポッポさん

じいじ・ばあば・70代以上・埼玉県、男の子11歳

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自己紹介
元短大教員で、保育者養成の仕事をしてきました。「児童文化」の授業で絵本を取り上げることが多く、絵本の大好きな私にとって、幸せな時間であったと感謝しています。
 退職後、『絵本の泉−心を育む絵本の名作40』を出版していただいたのをきっかけに、つたないですがブログ「えほんのいずみ」を開設し、現在も絵本から大きなエネルギーをいただいています。
好きなもの
 色々な場面で幼い子どもたちや保育者と楽しめる「ぐりとぐら」シリーズが好きでした。絵本の中の詩に授業で学生さんと一緒に曲をつけたり、振りをつけて手遊びにしたりもしました。<BR>   子どもたちのお話会で読んだ、ルース・エインズワースの心あたたまる絵本「黒ねこのおきゃくさま」「しおちゃんとこしょうちゃん」「こねこのウィンクルとクリスマスツリー」などを今も折にふれて読みます。<BR> 童話の「グッデイさんとしあわせのくに」も大好きです。日常生活で色々なことがあっても、絵本や童話の世界に入り込むと、わずかな時間で大きな慰めや希望が与えられ、心が和みます。<BR> 安房直子さんの作品が絵本化された「うさぎのくれたバレエシューズ」「青い花」「雪窓」「初雪のふる日」「やさしいたんぽぽ」なども、いいですね。<BR> 童話の「小さいやさしい右手」(偕成社文庫「北風のわすれたハンカチ」所収)、「エプロンをかけためんどり」(偕成社文庫「遠い野ばらの村」所収)もファンタジーの力が素晴らしいと思います。<BR>  
ひとこと
 小学生時代から、国語の時間に感想文を書いたり、朗読したりするのが好きでした。ところが、40歳近くなって舌の病にかかり、何度も手術を受けたり治療が始まりました。まだ命が与えられているので感謝ですが、人前で読み語りをするのは難しくなってきました。<BR> ですから、最近は年齢相応に、自分のために音読をして、口腔を鍛えています。<BR> また朗読が難しくなった私の代わりに、読み聞かせをしてくれる読み合いの友ができたのもうれしいことです。これから、大人同士、どんな読み合いが展開していくでしょうか。<BR>感想文を書く楽しみは、これからも持ち続けていけたらうれしいです。<BR> <BR>
ブログ・SNS

ポッポさんさんの声

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自信を持っておすすめしたい 心あたたまる、血の通った絵童話集   投稿日:2025/04/24
十二の真珠 ふしぎな絵本
十二の真珠 ふしぎな絵本 作: やなせ たかし
出版社: 復刊ドットコム
 この絵童話集は、最初、元祖アンパンマンのストーリィを知りたくて、手にとりました。でも、読み始めたら、どの作品も読み終えるのが惜しく、こんなに血の通ったメルヘン集を読んだのは初めて!と思えるほど、短篇童話全十二作の一つひとつが心にしみました。
 一緒に読んだ10歳のふたりの女の子たちは、ユーモアいっぱいの「アンナ・カバレリイナのはないき」に爆笑し、「クシャラ姫」の結末の意外な大どんでん返しに拍手していました。
 切ない童話に思える「アンパンマン」「キュラキュラの血」などからも、自らを犠牲にして他者を助ける深い愛が伝わります。戦争の悲惨さを描きながらも、本書全体に流れる作者やなせさんの目指す正義は、驚くほどあたたかです。
 「まえがき」と「あとがき」が面白く、秀逸なことも見逃せません。まずは大人にお薦めしたい、ふしぎな絵本です。 
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自信を持っておすすめしたい 絵本の中の楽しい「遊び」に癒されました   投稿日:2025/04/02
バムとケロのさむいあさ
バムとケロのさむいあさ 作: 島田 ゆか
出版社: 文溪堂
 ご近所のS君を保育所にお迎えに行った後、よくふたりで読みふけったのが、この絵本でした。 
 おおらかで優しいバムが、無邪気でマイペースなケロを連れて、池で凍えたあひるのかいちゃんを救出するストーリィです。
 S君は、ケロがかいちゃんと仲良くなり、際限なくトイレットペーパーを使ってミイラごっこをする場面が大好きでした。
 S君のお母さんによれば、小さい時、S君はトイレットペーパーの切れ目がわからずに、ペーパーを使いすぎ、自宅のトイレを水びたしにして叱られたトラウマが、まだ残っているのかもしれないと、いうことでした。

 ある時、S君は自宅からトイレットペーパーとぬいぐるみを幾つも抱えて、うちへ遊びに来ました。そして、ミイラごっこを始めたのです。
 と言っても、S君がお医者のミイラ先生になり、ヌイグルミイラたちは怪我をした患者さんというお医者さんごっこの設定でした。私も看護師役を頼まれました。
 ミイラ先生は、いつもトイレットペーパーを好きなだけ使って治療をします。その度に「痛くしないからね!」とやさしく言って、ニコニコしながら、患者さんをトイレットペーパーでグルグル巻きにしたのです。癒されたのは、明らかに患者さんよりもミイラ先生でした。  

 絵本の育む想像力は大きいと思います。
 幼児の場合、現実には実現できない遊びでも、絵本の想像の世界なら、遊んだつもりになれるのかもしれません。
 ケロがミイラごっこを誰にも咎められず、思いきり遊びとして楽しめたので、読者の子どもたちも、その楽しさを追体験できるのでしょう。
 まして、S君は現実のごっこ遊びとしても再現できたのですから、なおさら癒されたと思います。

 特にこの絵本は、ヤメピやおじぎちゃん他、小さなキャラクターの姿も絵で表現される、遊びの宝庫です。ですから、読者に合わせて、読み聞かせの場合も、各ページの絵が隅々まで味わえるように、読むペースを調整してあげられると良いと思います。
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