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なかなかよいと思う 読後に子供と「生死」について話し合える種をまいてくれる物語   投稿日:2017/06/21
キツネとねがいごと
キツネとねがいごと 作: カトリーン・シェーラー
訳: 松永 美穂

出版社: 西村書店
キツネの人生をなぞるように追いかけながら、読者はキツネと共に歳をとっていくような体験ができるストーリーです。

シーンが細かく描写されているので、イマジネーションが広がりやすく、キツネの気持ちをくみ取りながら、ページをめくる度に自分の人生とキツネが置かれた状況を照らし合わせてしまうことでしょう。

「人を騙してまで自分の欲しいものを手に入れたい」という欲望、「歳を取ると弱い立場になる」という逃げることができない現実、「悪い噂は一瞬で広まる」という人生の教訓、また、苦労と幸せの繰り返しを通して「人生のアップ&ダウン」を描いたり、「終わりよければ全てよし」のように、最後の最後には自分の「敵」とも和解してからこの世を去る場面など、とても生身の人間らしい、実際に人生で起こりうるエピソードが盛り込まれているのも面白いポイントです。

更に、重要なメッセージのひとつである、「一人ぼっちで生きていても不幸だ。どうして人間はいつか死を迎えるのか?」について、読んだ後に子供と話し合える種をまいてくれるストーリーでもあります。

物語の終盤、老いて弱くなったキツネは、一人ぼっちで寂しくなったからこの世を去る決心をしたようにもうかがえます。しかし、「一人ぼっちで生きることは怖い・不幸せだ」というメッセージではなく、その恐怖の裏にある「人生は愛する人と一緒に過ごしてこそ楽しく、意味のあるものなのだ」ということを子供たちに伝えたいですね。
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