アニマルバスとパンやさん アニマルバスとパンやさん アニマルバスとパンやさんの試し読みができます!
文: あさのますみ 絵: こてら しほ  出版社: ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
見習いパンダバスのファンファンが見つけた、すてきなパンやさん。お客さんをあつめるために、バスたちが立てた計画とは…!?

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自信を持っておすすめしたい 言い換え?探究  投稿日:2019/12/16
なんだろう なんだろう
なんだろう なんだろう 作: ヨシタケシンスケ
出版社: 光村図書出版
言い換えと探究の絵本です。

他愛ない会話の中で立ち止まり、考えはじまる「なんだろう」。そして、さまざま概念の言い換えを試みる登場人物と、読む私たち。

こたえに近づくこともあれば、漠然とした課題におののくこともありますが、「なんだろう なんだろう」を考え紐解いていこうとする中で、だんだん分かってくるものがありました。 それは、自分。
そう、自分らしさは、「なんだろう」に溢れる自らの外側との真摯な対話にこそ見出だせるのものだったのです。

読んで終わりにしない、参加型の読み方で活きてくる作品だと言えます。
テーマにもよりますが、こどもから大人まで楽しめます。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 「イヤな気分」を対象化。 じっくり観察。  投稿日:2019/06/19
ころべばいいのに
ころべばいいのに 作: ヨシタケシンスケ
出版社: ブロンズ新社
大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさんの作品です。
ものごとの“対象化”がテーマになっているため、発達段階に鑑み、小学校高学年以上を対象とせざるをえない難しさがあります。
しかしながら、正しく読み与えられれば、あるいは悩める大人にとっては、生きづらさを少しだけ解消するヒントになる、そんな一冊です。

-----あらすじ-----
自分がされてイヤなことをしてくるようなあの人も、イヤなことを言ってくるこの人も、みんな石につまずいてころべばいいのに。と、そんな風に考えながら、初めこそ、頭の中に復讐法を描いたり、人を憎む自分、可哀想な自分の慰め方を浮かべたりしていた少女だったが、次第にその感情(イヤな気分)自体と向き合いはじめる。

・たとえるとしたら「とつぜんのどしゃぶり」みたいなものだろうか……
・お風呂に入ってスッキリするなら、それは体の外側につくものなのか……
・イヤな人の“イヤなところ”も一部かもしれない、理由があるのかもしれない……
・もしかしたら、人をイヤな気持ちにして喜ぶネガティブな何者かに、私がまんまと乗せられているだけなのかもしれない……

でも、そんな試[考]錯誤にも「それしかないわけないでしょう」。まだまだ様々に向き合い方はあるはずで、この先も考え続けて、イヤな気持ちに正しく対峙できるようになりたいと少女は思うのだった。
---------------------

誰かキライな人がいる、何人かいる、そんなときに支えとなる聖人のような正解………ではなく、どのように向き合って“その時”を過ごせばより善いか、生き方・考え方・やり過ごし方を、豊富な例で示してくれるのが本書です。
もしも色々試しながら、あんなキライもこんなキライも乗り越えてみたら、いつか聖人のような正解が自分の生き方になっているなんてことがあったりして。
今回の女の子は、誰の力も借りず、助けとなるような言葉ももらわず、進んだり立ち止まったりしながら、自分の周囲も内側もよく観察しながら、一人でひとまずのゴールまで歩きます。
こどもたちには難しいところもありますが、これはあくまでも“発想えほん”。少女が通ったヨシタケシンスケ流を真似るも、あえて自分流を探すも、読むあなたの自由なのです。「イヤ」を思いっきり考えてみましょう。
参考になりました。 3人

なかなかよいと思う みんな何かで もくもくしてる  投稿日:2019/04/15
もくもくをつかまえた
もくもくをつかまえた 作: ミカエル・エスコフィエ
絵: クリス・ディ・ジャコモ
訳: ヨシタケシンスケ

出版社: クレヨンハウス
ヨシタケシンスケさんが訳された、フランス発の絵本です。
原題はSi tu trouves un nuage。

【あらすじ】
きみが見つけた“もくもく”は、どうにも思い通りにはいかないもの。
大事に抱えていたくても無くならないようしまっておきたくても上手くはいかないし、付き合い方も丁度いい距離のとり方も難しい。
でも、“もくもく”はもくもくしたいだけだから、もし見つけたら「どうしたいのか」を一緒に考えてあげればいい。
【薦めたい学年】 読み聞かせ 3・4年生
【読み聞かせにかかった時間】 3分

「もくもくは そらと じめんのあいだで
 きょうも もくもく してるんだ。」
英語版が見つからないので、ヨシタケシンスケさんによる翻訳にしか目を通せていませんが、この一文がとても気になりました。

もくもくは、大地に根をはるものでもなさそうですし、昇華したものとも言えないようです。 とにかく、手が届くようで届かない、そんなところに、もくもくもくもく、停滞する何か。

この抽象的な“何か”に、こどもたちはどんな具体的モノゴトを当てはめられるでしょうか。 授業で使ってみるのが楽しみです。 本文自体は容易ですが、内容から小学校3・4年生への読み聞かせをオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい まだ見ぬ先や考え方なら、狭めず広げよう  投稿日:2018/11/02
それしか ないわけ ないでしょう
それしか ないわけ ないでしょう 著: ヨシタケシンスケ
出版社: 白泉社
---あらすじ---
学校から帰ってきたお兄ちゃんに聞いた未来の話に絶望した妹が、おばあちゃんに相談すると「決まった未来などない」と教えてもらえて安心した。
そして、その話がお父さんの天気予報がはずれることにも通じていて面白く思えたので、妹は様々な未来を空想して楽しんだり、身のまわりの大人が見せてくる“決められた未来”や“決められた選択肢”をつまらなく思って、自分らしい考え方を模索したりするようになっていった。
限定された考え方からすっかり自由になった妹は、調理前のたまごにまで自由を当てはめようとしてお母さんを困らせたが、そこはこども、食べたいのはやっぱりいつものゆでたまごなのだった。
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今作も楽しめました。
毎回きちんとオチまでついていて、大好きです。

今回のテーマに関して言えば『りんごかもしれない』に一部通じるものがありました。
『りんごかもしれない』が、目の前のコレについて、見えない“裏側”を考えさせる内容であるのに対し、今回の『それしかないわけないでしょう』は、まだ見ぬ“先”について、私たちがいつの間にか狭めてしまっている“選択の道筋”を再開放してくれるような作品です。

物語絵本とは違い、読み聞かせても言語的な美しさは与えられませんが、考えるための大きなヒントをこどもたちに投げかけられます。
たくさん考えごとをする子に育つ、哲学の第一歩としてオススメのシリーズです。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 動物たちの見せる珍妙な個性に、“愛らしさ”が湧き止みません。  投稿日:2018/05/31
おもしろい!進化のふしぎ 続々ざんねんないきもの事典
おもしろい!進化のふしぎ 続々ざんねんないきもの事典 監修: 今泉 忠明
出版社: 高橋書店
シリーズタイトルにある“ざんねんな”という表現について、面白く思われない方がいらっしゃるようですが、私は考え方としてもタイトルのつけ方としても、これ以上に秀逸なものはないと感じています。
それは、私たち読者の中に「なんでそうなったの?」という気持ちを湧き上がらせる、絶妙な切り口であると思うからです。

当塾ではネコを飼っていますが、なんでも自己完結でできてしまうネコたちのすばらしさ以上に、「なんで寝てばかりいるの?」「なんであんな格好で寝ているの?」「どうして足をピンと上げて毛づくろいするの?」「なんで毛玉はいちゃうの?」などと、人間から見て意外性のあるところ、少しばかり笑える本性に、こどもたちは興味をひかれます。そして、そういうところをこそ“愛らしい”と思うのです。

優れた部分を紹介して「なるほど」と感心させるよりも、進化の過程で残った部分ゆえきっと長所(?)なのであろう実態を、あえて人間目線で“ざんねん”なものとし示すことで、読み手から「いったい何で?」という関心を引き出す。
それこそが、この作品に携わった方々の思いなのではないかと思うのです。

一冊目も続編も、こどもたちの集まる場所に置けば、たちまち取り合い、読み合い、それで得た知識の披露し合いになる、大人気の作品です。
今回の第三作についても、彼らの期待が裏切られることはなさそうです。まずは私が独り占め。
参考になりました。 0人

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