大切にしたい温かいまなざし
モニターレビュー
日本を含め全部で10か国の1さいちゃんがやりたい放題してるそれぞれの家の中。キッチンやリビングに置かれているもの・生活様式がちょっとずつ違っていても、開けっぱなしにされた棚やその中のものが散乱された様子はどこの家庭でも同じみたいで、1歳児の好奇心のまま自由奔放に何でも試す姿を微笑ましく思うと同時に「私と息子の日常と一緒だ!」とちょっと嬉しく安心する気持ちにもなりました。
私には1歳になったばかりの息子がいますが、部屋を散らかし放題いじり放題の行動を見ていると「これってよくあることなんだろうか、他の子はどうなんだろう」とよそのお家が気になりネットでよく検索しがちな日々。今はネットで簡単に1歳児の様子を見ること知ることができますが、本書のように絵として1歳児のいたずらっぷりを見ることができるのはとても新鮮で面白く感じました。
なにより絵のタッチ、手書きでちっちゃく書かれた“家族のまなざし”説明書きのメモがとても可愛い!
「あっこんなところにも」という箇所にも1さいちゃんのいたずらに対するメモ書きがあって、1さいちゃんたちの好奇心いっぱいな日常の様子に思わずくすっとさせられます。
私のお気に入りのイラスト箇所は、“あけるとすぐさまやってくる”冷蔵庫と、“ここがあくことはまだしらない”棚。
絵本にしてはめずらしくページが蛇腹折りになっていて、広げると本田亮さんの素敵なイラストが横長に展開されほのぼの癒されます。
うちの家&うちの子verのページがあったとしたらどんな風になるんだろう、絶対楽しいし思い出になるし可愛いページになるだろなあと想像してしまいます。私には絵心がないため絵本のようにはいかないけれど、メモ書きだけでも残していたら思い出になりそう。
初・蛇腹折り絵本に触れる息子は、本を持って歩こうとするとページが下にびよーんと長く広がったのが不思議だったようで、「ん?」と下を向いて考えていてこれもまた好奇心が刺激されている様子。見ているこちらにとってはその姿がまた可愛いかった。
また身近な色んなものが描かれているので、扇風機やペットボトルなど見たことあるもの知っているものを何度も指差しして楽しんでもいました。
あっという間に過ぎてしまう1歳の日々、子どもの好奇心を大切に、温かいまなざしで見守っていきたいと思える一冊です。
ちなみにこの絵本は「世界の1歳の好奇心がはじけるおもちゃ」の開発のために行った各国の1さいちゃんたちの観察や家族へのインタビューから生まれたそうなのですが、今回絵本ナビのレビューモニターに当選させていただき、絵本製作のきっかけとなったというおもちゃのひとつ「フム・フム」も体験させていただきました。
大人の私にとっては抽象的でへんてこなデザインの入れ物・パーツでしかないおもちゃだったのですが、息子に見せてみると出し入れしたり振ったり、想像以上の食いつきで驚きました。たしかに絵本の中の1歳ちゃんがどの子も似たような行動をしているように、1歳には缶や蓋など世界共通の握りたい太さや形があるとのこと。それら子どもの行動をよく観察されて作られたおもちゃを絵本と合わせて体験できたことで、1歳児ならではの好奇心に対する理解度が深まったように思います。これからはもっと親の私も一緒になって楽しもう!そんな新しい考え方を取り入れることができました。
投稿日:2026/08/01
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