ぼくには、夢がある。
人間のお客さんをむかえる、いちばん最初の惑星になりたいっていう夢!
ときによっては地球にいちばん近い惑星にもなるし、そもそも地球に似てるんだ。山もあるし、谷もある。南極と北極には、氷だってある。
持ち物は、酸素と水と、それからカメラも忘れないで!
富士山の6倍以上も高いオリンポス山や、グランドキャニオンの4倍も深い峡谷があって、ぼくはぜっこうのフォトスポットだからね。
ぼくの名前は、火星。パーティーが大好きな、地球の兄弟惑星!
宇宙の「なぜ?」をたのしく学び、科学する心を育むシリーズ。星たちが自己紹介をするかたちで自分のことを教えてくれる、「宇宙科学絵本」第4弾です。
今回の主人公は、火星。はやく人間と出会いたい。いっしょにパーティーをしたい。そんなねがいをいだく火星が、自分自身をくわしくガイドします。
写真ではなく、全ページかわいらしいイラストで描かれており、科学絵本とはいえ入門的なシリーズです。
まんまるの火星が、サングラスをかけてみたり、リュックを背負ってみたり、はたまた、火星のうえを観光する地球人の姿を思い描いてみたり! さまざまな空想をくりひろげながら、火星が自分自身の魅力を語る本作は、学びを深めるというよりは、宇宙への興味を引き立てる入門として最適な一冊です。
火星はどうして赤いの?
火の星って呼ばれているくらいだし、やっぱり熱いの?
火星には、じつはもう地球からお客さんがきてるって、ほんと?
火星にまつわる不思議と秘密を、カメラといっしょにたずさえて──
さあ、火星旅行にそなえよう!
(堀井拓馬 小説家)
続きを読む
地球に似ている火星には、わくわくがある
「こんにちは、地球のみなさん。みなさんをご招待します。わくわく惑星・火星に!」と、火星本人が語り出す、わかりやすい宇宙科学絵本。
地球と比べてみてどんなところが似ているか、地球の人が火星に旅行へ行くときのアドバイスなど、わくわくがいっぱいつまった火星の魅力を、科学的に楽しく紹介します。
監修は、国立天文台上席教授・渡部潤一先生。
<推薦コメント>
夜空に赤くかがやいて、とってもよく目立つのが、火星。
わたしたちの地球のおとなりさんだから、ときどきずいぶんと近づくことがあるんだ。
そんな火星から、みんなにしょうたいじょうがとどいているよ。
面白そうな火星について、この本で学んでみよう!
【編集担当からのおすすめ情報】
小学校低学年のお子さんが宇宙に興味をもったときにぴったりな、宇宙科学の入門絵本シリーズ。分かりやすい絵と文章で、楽しく理解を深められます。シリーズの『ちきゅう』『つき』『たいよう』とあわせて、おすすめです。
続きを読む