紅海に面したアフリカの小さな国エリトリアに、ハルギゴというまずしい村がありました。十分な食料が手に入らず、人びとはいつもおなかをすかせ、飼っているヤギやヒツジも同じようにおなかをすかせていたのです。
そんなところへひとりの科学者、ゴードン・サトウ博士が訪れて、村人たちの生活が楽になるよう手をさしのべました。すべての始まりは、ある特別な木でした。
これがその木、
海辺に植えられた
マングローブの木。
本書は、詩と散文で交互に語りながら、博士の「マングローブ植樹プロジェクト」が、まずしい村を、どのように自足できるコミュニティーに変えていったかを案内しています。
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