〜発達につまずきを持つ子のために〜
まずは、子どもの取り組もうという気持ちを大切にしましょう。課題の順番に関係なく、子どもの興味や関心に合わせて、できるテーマから取り組んでください。
子どもによっては、難しい問題があります。難しくてできないときには、時間をおいて再チャレンジしてください。
9巻では、さまざまな場面で理由が言えるように、さらに問題を作りました。理由が言えることは、自分のことを相手に分かってもらうだけではありません。相手への理解にも必要なことといえます。「上手になりたい」という気持ちが強まれば、物事への取り組みが積極的になってきます。そういう意識をはっきりさせる問題も入れました。合わせて感情のコントロール力をつけ、安定した人間関係を形作るために「怒った声を出さない」も取り上げました。
【9巻の内容】
A.ことば
物の名前:物の名前(8)(複数)、用途・抽象語:物の属性(2)、からだの部位:からだの部位(4)、異同弁別ほか:探し物、疑問詞:なぜ、どうして(3)(理由の表現(5))、文作り:振り返り(2)(何をした?(2))、自他の分離:上手になりたいこと
B.文字
形の見分け・文字:文字を読む(2)、空間把握:なか、そと
C.数
順位数・序数:順位数(2)
D.社会性
役割を果たす:〜の仕事(3)、感情のコントロール力:怒った声を出さない
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