皆さんは胸元にカラフルなドーナツ状のバッジをつけている人を目にしたことはありますか? このバッジは「SDGs(持続可能な開発目標)に私たちも取り組んでいます!」という意思表示の証とも言えるものです。
SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」という文書に記載されている国際目標のことを指します。
2016年から2030年までの15年間に、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処しながら、誰一人取り残さない世界をめざして17の目標を達成しようというものです。
環境問題や異常気象など、私たちの住む地球の未来は、もはや「持続不可能」と言っても過言ではありません。このSDGsは、今まさに悲鳴を上げている地球を持続可能な世界へと変えるための人類共通の行動計画と言えます。
最近では多くの企業や法人の職員が胸元にこのバッジをつけ、「地球を持続可能な世界へ変えよう」と、次々とこの取り組みに参加表明しています。
岐阜県で医療や福祉サービスを提供している和光会グループでは、地球の未来や愛する岐阜のまちについて考え、職員一人ひとりにできることは何なのか、知恵を絞り、行動に移すために、SDGsの基本的な仕組みとともに、未来の岐阜のまちをより良くするために、和光会グループがこれから取り組むことに加え、これまでに取り組んできたことや提供しているサービスについてもSDGsのフレームを通して整理し、まとめました。
このブックレットを手に取ってくださった皆さんにも、地域のことはもちろん、その先につながる未来の地球について考えるきっかけになればうれしく思います。
このSDGsを遠い世界の話ではなく、私たち一人ひとりの“自分ごと”にしていただけることを願っています。
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