日本と同じく読書離れや出版不況の続く台湾では、なぜか今、独立書店と呼ばれる個人経営の町の本屋が元気だ。 個性あふれる店主たちを活写した四十三篇の文章からは、台湾で新たに花開いた「独立書店文化」を通して、知られざる普段着の台湾が見えてくる。 本書と並行して気鋭の台湾映画監督ホウ・チーランにより撮られたショート・ドキュメンタリー集『書店の詩(うた)』(書店裡的影像詩/全四十篇)へのリンクも併せて収録。 美しい影像詩≠ェ、見る者を台湾の路地裏へと誘う。 本と映像で行ったつもり≠フ台湾書店巡りをご堪能あれ!
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