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点字つき絵本の出版と普及を考える会 記念連載Part1てんやく絵本ふれあい文庫代表 岩田美津子さん・田中産業社長 田中裕さん

「目の見えない人と見える人がいっしょに絵本を楽しめるようになること」を目指して、2002年に発足した「点字つき絵本の出版と普及を考える会」。「点字つき絵本リスト」の作成や、「点字つきさわる絵本」の出版を積極的に広めてきました。中心メンバーのひとりである岩田美津子さんは、1984年に日本初となる「てんやく絵本」の制作と全国への貸し出しを行う団体「てんやく絵本ふれあい文庫」を設立し、32年に渡り「てんやく絵本」の発展に努めてきたパイオニア的存在です。2017年に発足15年を迎える「点字つき絵本の出版と普及を考える会」のメンバーの皆さんに、会の発足から、現在の活動、さらに今後の展望などのおはなしを伺いました。
2回に渡ってお届けする記念連載、第1回目は、岩田さんの30年以上に渡る「てんやく絵本」の活動について、また、特殊印刷を得意とする印刷所、田中産業社長の田中裕さんに点字つき絵本の印刷の歩みについて、お伺いしています。

「点字つき絵本」ってどんなもの?

一言で「点字つき絵本」「さわる絵本」といっても、いろいろな種類があります。

「点字つきさわる絵本」が書店に並ぶにはいくつものハードルを乗り越えなければいけません。例えば、「点字を印刷する方法」や「点字を入れたとき、ほかのページの紙を傷つけてしまうのではないか?」、「本を製本するときに、点字がつぶれてしまうのではないか?」などなど、技術的な問題から、「もっと価格を安くして多くの人が買ってもらうようにできないか……」などコスト的な問題までいろいろあります。そんな過程を乗り越えて、現在、書店で販売されている点字つきさわる絵本には以下の製本のタイプがあります。

「点字つき絵本の出版と普及を考える会」のサイトでは、現在出版されている「点字つき絵本 さわる絵本リスト」が公開されています>>http://homepage1.nifty.com/fbunko/tenjiehon/index.htm

いかがでしたか? 次のページから、「てんやく絵本ふれあい文庫」の岩田美津子さんと「点字つき絵本の出版と普及を考える会」の皆さんのインタビュー、スタートです。

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