のりもの好きな子大集合!
神保町のブックハウスカフェで『ねむたくないせんにん』の原画展がスタートしました。
ナカオマサトシさんと服部美法さんによる細部までユーモアたっぷりの世界を原画でお楽しみください!
4/17(日)には著者お二人による楽しいワークショップも予定しています。
ぜひお立ち寄りください。
【日時】2022年4月1日(金)〜4月26日(火)
【会場】ブックハウスカフェ入口左横ディスプレイウィンドウ
【住所】〒101-0051東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
【TEL】03-6261-6177
【営業時間】11:00〜18:00 *最終日17:00まで
みどころ
長く、つらい修行をのりこえ、その道を極めた、達人中の達人……それが、仙人です。
ここは、そんな仙人たちだけが住むことのできる「せんにんむら」。
お絵かきを極めた、おえかきせんにん。
世界中の占いができる、うらないせんにん。
体を浮かせることのできる、うきうきせんにん。
いろいろな仙人がたのしくくらすこの村に、眠らないことを極めた仙人、「ねむたくないせんにん」がいました。
その“眠たくなさ”といったら、なんと300年も寝たことがないというのです!
そんなねむたくないせんにん、ある日となりに住む「おひるねせんにん」から、最高級のパジャマとお布団をもらいます。
せっかくだからと、パジャマを着てお布団にくるまってみれば……。
ふっかふか、ふんわふわ、すっべすべ!
「おふとんって きもちいいな〜」
これには、眠らないことを極めたはずの仙人様も、思わずふわぁ〜と、おおあくび!
ややや、あぶないあぶない!
「ぜったい、ねむたくない! ぜったい、ねむたくない!」
あわてて目を覚まそうとする、ねむたくないせんにんですが──。
300年ぶりにフワフワのお布団にもぐりこんだ仙人の、気持ちよさそうな表情ったら!
まだ起きてるうちから、うっとりトロトロ、夢見心地……。
ああ、もうぜ〜んぶほっぽりだして、お昼寝タイムにしたい!
そうしてきびしい戦いを終えた、ねむたくないせんにん。
眠らないことを極めたはずの仙人が眠気におそわれ、いったいどんないいわけを口にするかと思いきや……。
そのひと言で、落語のようなオチがつきます。
お昼寝好きなあの子にも、寝るのが嫌いなあの子でも、読めばお布団恋しくなって……もう、今日はおやすみなさい〜……。
この書籍を作った人
1982年、和歌山県生まれ。子ども向けテレビ番組の制作を経て、絵本作家としてデビュー。絵本を使った、トークショーや絵本ライブ、絵本のテーマソングの演奏など、精力的に活動している。ブログ:https://ameblo.jp/kokoniiruyo-koisuru/主な作品として、「うれないやきそぱパン」「ちょんまげとんだ」「ようかいばあ」「ぞうきんレスラー」「いってらっしゃいうんちくん」「どんどんくるくる」「ようかいでんしゃ」がある。
この書籍を作った人
三重県生まれ。大杉華水氏に師事し、伊勢型紙を学ぶ。子どもの本の専門店「メリーゴーランド」(三重県四日市市)主宰の「絵本塾」に参加。絵本作品に『おふくさん』(大日本図書)、「もりのちいさな はいしゃさん」シリーズ(文・上平川郁里/山画廊)、『つきに いった うさぎの おはなし』(学研)などがある。