いちにちおばけ
- 作:
- ふくべ あきひろ
- 絵:
- かわしまななえ
- 出版社:
- PHP研究所
絵本紹介
2022.11.28
みどころ
気になっているものに「いちにち」だけなってみる。
それだけで次々に笑いが巻き起こってしまう。
それがこの「いちにち」シリーズなのです。
第4弾では……?
「おばけって、こわいな。ぼくもおばけになったら、
おばけがこわくなくなるかな?」
どうやら今回は1日おばけになってみるようです。
「いちにち からかさおばけ!」
「いちにち くちさけおんな!」
「いちにち かっぱ!」
「いちにち メデゥーサ!」
ひー!! ちょっと待って、待って。
なってみるおばけがどんどんこわくなっているようだけど、本当に今回も笑わせてくれるの?
ところが不思議。
「ぼく」がなりきると、くちさけだって、メデゥーサだって、なんか楽しいかもしれないって思えるのです。こんな風に頭の中で置き換えることができたら、もうおばけなんてこわくない!? 想像力というものも、なかなか役に立つものです。
でも。本当にこわいのは…?
あとは読んでのお楽しみ!
この書籍を作った人
1976年生まれ。兵庫県出身。京都大学卒業。博報堂コピーライター。テレビCMや新聞広告を手がけられる傍ら、絵本作家としても活動。絵本の作品に『いちにちおもちゃ』、『いちにちぶんぼうぐ』(絵/かわしまななえ ともにPHP研究所)がある。
この書籍を作った人
1983年生まれ。東京造形大学卒業、多摩美術大学大学院修了。デザイナー。
怖いけどおもしろい!
図書館から借りてきて、5歳と10歳の娘たちと読みました。
おばけが怖い男の子。
自分がおばけになってみたら、おばけが怖くなくなるかな!?
一日、いろんなおばけになってみよう!!
いろんなおばけのメリットがわかるおもしろ絵本!
結構絵がリアルで怖いんですけど、5歳の次女がハマりました。“くちさけおんな”なんて、かなり怖いんですけど、次のページとのギャップがまたいいんです。(^^)♪ 「こんなんだったらいいかも!」なんて、娘も言ってました(笑)。ミイラおことなんかも、絵ともギャップがこれまた良し♪♪ のっぺらぼうには笑っちゃいました(^^)!
次女が一番ハマったのが、“いちにちメデゥーサ”! 頭がヘビ!の赤いページがインパクト大だったようです。しょっちゅうこのページばかり見ていました(笑)。
怖いんですけどおもしろい! 最後の“おばけよりこわいもの”に、私が一番笑いました。妖怪など、ちょっと怖いもの好きのお子さんにおすすめです!!
(ゆりわんちゃんさん)
キャーキャー
3〜5歳児に読みました。
「おばけが出てくる絵本がみたい」という子どものリクエストに応えて、この絵本を選びました。
「いちにち」シリーズの第4弾なので、子どもも見おぼえがあるイラスト。裏表紙からじっくりとイラストを見て「キャーキャー」と大騒ぎをして、1種類みるたびに、口々に感想を言って子どもたちは楽しそうです。くちさけおんなはにはちょっと驚いたみたい。でも自分がなってみるとおばけも怖くないかもね。
読み聞かせにおすすめです。
(風の秋桜さん)
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