絵本紹介
2022.11.28
この書籍を作った人
1979年東京生まれ。歌人。主な著書に『テノヒラタンカ』(太田出版)『ウタノタネ』(ポプラ社)など。「はじめての百人一首」(幻冬舎エデュケーション)考案。短歌の代表作に<いまはもう団地の底で眠ってる秘密基地には神様がいた>。2歳・5歳・8歳の3児の母。
この書籍を作った人
絵本作家・イラストレーター・カートゥニスト。1979年生まれ。大阪府出身・東京在住。京都精華大学・マンガ専攻卒業。大学在学中に1999年、『あの金で何が買えたか』(小学館・村上龍/著)でデビュー。主な絵本作品に『いもほり』(ほるぷ出版)、『だんじりまつり』(ポプラ社)、『いわたくんちのおばあちゃん』(主婦の友社・天野夏美/文)他多数。
“子ども心思いだして星人”とでも命名したいですね
表紙から想像して、「だめだめ」言ってばかりいるママのおはなしかな〜と思いました。
おはなしは、扉絵から始まっています。
親子三人寝ている窓が開いて、ヘンテコな生き物が侵入してきています。
親も子どもだったんですよね。
忘れて思わず子どもに小言を言ったりします。
それにしてもママの奔放な活動ぶりはお見事です。
ママは、子どもの頃、活発な少女だったんでしょうね。
してみれば、あのヘンテコな生き物は、子ども心思い出して星人″とでも命名したいですね。
(アダム&デヴさん)
夫婦で笑いました
あやしいだめだめ星人(?)にくっつかれた、おかあさんのだめっぷりに大笑い。それにたいして一生懸命「だめだめ!」と言っている「ぼく」の姿もほほえましいです。
お母さんが夢中になっている姿は、子どもそのもの。そしてひとしきり遊んだ後の、木の上でのひととき…。それでも「ぼく」は幸せそうですね。印象的なシーンです。
そして家についておとうさんが帰ってきたと思ったら…!
夫婦でそろってまたまた笑ってしまいました。
普段、つい息子のいたずらが多くて「だめだめ」と口にしがちなのですが…、この本のお母さんの姿をかわいらしくほほえましく見ていたのに気づいて、(なんでそんなに息子にだめだめ言ってたのかしら?)となんだかふっと肩の力が抜けました。
息子にはもう少し大きくなってからの方が楽しめそうです。大人も楽しめる本です。
(空色のかわうそさん)
とってもコミカルで愛らしい
「ママ〜!!だめだめ!!」
ママがこどもみたいになっちゃったら、どうする?!
こ、これは……!
わがままでもハチャメチャでも、子どもだからかわいいのであって……ママはやっぱり、ママらしくなくっちゃ!!
変なかっこうで外に飛び出そうとするママをみて、「だめだめだめ!」と、私もヒヤヒヤ。そんなママと男の子の様子が、とってもコミカルに、愛らしく描かれています。
表紙は子どもの描いた、かわいいイラスト風。中身は、1ページ1ページとても繊細に書き込まれています。
丁寧に描かれた家の中の様子を見るのが、とても楽しい。細かいところまで書き込まれている絵本って、何度でも発見できることがあって、好きです。
(なーお00さん)
ブランニュープラチナブックとは……?
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