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絵本紹介

2022.12.27

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ことばって、なんだろう?『ことばとふたり』【NEXTプラチナブック】

絵本ナビがおすすめする「NEXTプラチナブック」(2022年11月選定)から、ご紹介する一冊はこちら!

ことばを知らない生きものが、ことばを知っている生きものと出会い……。毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信をもっておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介するのは、『ことばとふたり』。イギリスの詩人ジョン・エガードと絵本作家きたむらさとしによるコラボレーションで生まれた絵本、どんな内容なのでしょう。

NEXTプラチナブックとは…?

絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。

そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「NEXTプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。

ことばって、なんだろう?『ことばとふたり』

だれかとわかりあえるって、なんてすてきなんだろう!

  • ことばとふたり

    みどころ

    ことばを知らない生きものがいた。浜辺でごろんと横になり海をじっと見つめたり、時には小石を放りなげてみたり。のんびり気ままに暮らしていた。

    「たのしい」気持ちになった時には、腕をのばし鳥のようにパタパタし、「おいしい」ものを食べた時は、うしろむきにくるりと三回宙返り。けれどそれをことばで何というのかは知らない。心に冷たい風が吹きぬけ、どうしたらいいのかわからなくなった時、顔をゆがめてただ苦しそうに唸っている。この気持ちを何というかだって、ことばにできないのだ。

    ある日、その様子を見ている生きものがいた。ことばを知っている生きものだ。

    「かなしい ことが あるんだ」

    すぐにわかったその生きものは、ことばを知らない生きものに近づいていき……。

ことばを知らない生きものは、ことばのない世界に住んでいる。「たのしい」ということばも、「かなしい」ということばも知らない。ことばを知っている生きものは、「ああ、たのしい!」と声にだし、「ああ、おいしい!」と声にだす。そんなふたりが出会ったら?

イギリスの高名な詩人ジョン・エガードと絵本作家きたむらさとしによるコラボレーションで生まれた、「ことばのない世界」と「ことばのある世界」で暮らす生きものの、出会いの物語。それぞれのんびり気ままに暮らしていたふたりが、最初に心を通わせることのできた「ことば」とは?

自分の気持ちをことばで伝えあい、ことばが多すぎる時はただ黙ってそばにいる。誰かとわかりあえるって、こんなにも素敵なことなんだ! ふたりで一緒に過ごす時間を見ながら、誰もがそう思うことででしょう。「ことば」について、感情表現について、そしてコミュニケーションについて。色々な考えを広げていってくれそうな一冊です。

編集長のおすすめポイントは……

ことばがあるのは、なんのため?

「ことば」にのせて伝えることは、とても大事なこと。自分の気持ちをあらわすことができるし、相手の気持ちを理解することもできるから。けれど、「ことば」がなくたってわかりあえることもあるし、「ことば」どおりではないことだってある。「ことば」ってなんだろう? なんのためにあるんだろう? 本当に見るべきものは、「ことば」の向こう側にあるものなのかもしれません。大人になったって、そんなに簡単に答えは見つかりそうもないのです。

この書籍を作った人

ジョン・エガード

ジョン・エガード (じょんえがーど)

1949年旧英領ギアナ(現ガイアナ)生まれ。新聞社で編集や特集記事の執筆に携わった後、1977年イギリスに渡る。詩人として活躍し、世界各国のブックフェアで詩の朗読パフォーマンスをおこなっている。ポール・ハムリン賞、クイーンズ・ゴールド・メダル・フォー・ポエトリー、ブックトラスト生涯功労賞など数々の賞を受賞。著作は50冊以上にのぼり、邦訳書に『わたしの名前は「本」』(フィルムアート社)がある。

この書籍を作った人

きたむら さとし

きたむら さとし (きたむらさとし)

1956年 東京生まれ。1982年にイギリスで絵本作家としてデビューし、以来、イギリスを拠点に世界的に活躍を続ける。約10年前に帰国し、現在は神戸市に在住。絵本作家、イラストレーターとして活躍。デビュー作「ぼくはおこった」(評論社)でイギリスの新人絵本画家に与えられるマザーグース賞を受賞。「ぼく ネコになる」、「おんちのイゴール」などの著書の他、「ふつうに学校にいくふつうの日」(小峰書店)では絵本日本賞翻訳絵本賞を受賞。その他「ぞうのエルマー」シリーズの翻訳者としてもおなじみ。

きたむら さとし 作品一覧

磯崎 園子(いそざき そのこ)

絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長として、絵本ナビコンテンツページの企画制作・インタビューなどを行っている。大手書店の絵本担当という前職の経験と、自身の子育て経験を活かし、絵本ナビのサイト内だけではなく新聞・雑誌・テレビ・インターネット等の各種メディアで「子育て」「絵本」をキーワードとした情報を発信している。著書に『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。

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