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出版社エディターズブログ

2024.06.01

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子どもが自分のどんな感情とも向き合えるように。マインドフルネス実践の絵本 『こどもマインドフルネス こころ しずまる まほうの まねっこ』 (Gakken)

さまざまな効果が報告されているイギリスの子ども向けマインドフルネスの教育プログラムを日本に導入し、研究を行っている芦谷道子氏が作・監修を担当する「こどもマインドフルネス絵本」がついに登場!

  • こころ しずまる まほうの まねっこ こどもマインドフルネス

    出版社からの内容紹介

    ビジネスやダイエットなど、幅広いジャンルで注目されているマインドフルネス。
    今注目されている、子ども向けマインドフルネスは、注意や思考をコントロールして身体感覚への気づきを深め、心理的健康の増進やパフォーマンス向上を目指すことができるといわれている。
    イギリス、アメリカ、オランダなどの教育先進国では、子ども向けマインドフルネスの教育プログラムが開発され、多数の学校で採用されている。なかでも、イギリスのMiSP(Mindfulness in Schools Project)という教育団体が開発している「.b(ドットビー)」というプログラムは、世界各国で多くの子どもたちが受講している学校向けのプログラムで、抑うつの低下やウェルビーイングの向上等、子どもたちの心身の健康に寄与する多数のエビデンスが報告されている。
    この絵本の作・監修は、このイギリスのプログラムを日本に導入し、滋賀大学で研究している芦谷道子氏。日本発の初のマインドフルネス絵本として、この『まほうの まねっこ』のアクティビティの考案と物語の制作に取り組んだ。
    今回のテーマは、「イライラ」「怒り・かんしゃく」「はしゃぎすぎ・落ち着かない」。くまちゃん、ねこちゃん、わんちゃんが、「まほうの まねっこ」を行って、気持ちが変わっていくお話。保護者向けコラムで声かけのヒントや遊び方のステップアップも紹介している。

    <モニターの声>
    娘たちは「おもしろーい。簡単にできていいね」「すっきりする」と楽しんでいます。特に「ぎゅー」のページは、優しい気持ちになれると気に入ったようです。私もウザい、嫌だと感じていた子どもの行動が愛おしく思えてきて、マインドフルネスの影響を受けたと思います。親子でいっしょにまねっこして、自分の感情と上手に付き合っていきたいです。(7歳、9歳女子の保護者)

    うちの子は、動物のまねっこにハマりました!それだけでなく、登場人物の怒ったり泣いたりのシーンまでまねして楽しそうにしています。いろいろな感情が芽生えてコントロールできない今の時期にちょうど良い内容だと思いました。(2歳女子の保護者)

    普段できない「気持ち」について会話をするきっかけになりました。嬉しい気持ちや、イライラしたときどうするのか、本を読みながら落ち着いて子どもの考えを聞くこともできました。特に男の子がいるママへお勧めだと思います。息子は小学校低学年ですが、気持ちを表現するのが下手なのか、よく泣いたり怒ったりしています。イライラするとき、自分の力でどう解消するのかこの絵本をきっかけに考えてほしいと思いました。(4歳女子、8歳男子の保護者)

    「そういう考えがあるのか!」と目から鱗でした。 どうしても親が子どもをコントロールしようとしてしまいますが、子どもが自分で心を整えられたら成長したときにも役に立つだろうなと。うちの子は「おこりんぼれっしゃ」がお気に入りなので、「おこりんぼバイバイ」を繰り返し伝えていきたいと思います。(3歳男子の保護者)

話題の「子どものためのマインドフルネス」を遊びながら実践できる

ビジネスから教育まで、幅広いジャンルで注目されているマインドフルネス。
マインドフルネスは、今この瞬間の経験に対して、価値判断せずに、意図的に優しく注意を向けることと定義されています。また、注意や思考をコントロールして身体感覚への気づきを深め、心理的健康の増進やパフォーマンス向上につながるともいわれています。その研究結果に基づき、イギリスやアメリカ、オランダ、デンマークなど多数の国が教育プログラムに取り入れています。
この絵本の作・監修は、イギリスのマインドフルネスの教育プログラムを日本に導入し、研究している芦谷道子氏です。

自分の心の揺らぎをそのまま感じ取り、落ち着いた心を取り戻す練習は、幼児のうちから始められます。そしてそれは、自己肯定感や思いやりの心を育むことにもつながります。
この絵本は、楽しく読んでいるうちに、自分のさまざまな「気持ち」についての気づきを深め、遊びながらマインドフルネスを実践できる構成になっています。さらに、柔らかな優しいタッチが人気のももろ氏のイラストとのコラボレーションで、「大人も子どもも見るだけで心が穏やかになる」ことを目指しました。

「かんしゃく」「イライラ」「はしゃぎすぎ」に対応した「魔法のまねっこ遊び」を紹介

この絵本は、「怒り・かんしゃく」「イライラ」「はしゃぎ過ぎ・落ち着かない」の3つの章に分かれており、それぞれにおすすめのまねっこ遊びを掲載。感情に関わらず、気に入った遊びを選んで繰り返し楽しめるように、9つの遊びのバリエーションを紹介する構成になっています。
『まほうの まねっこ』の遊びは、覚えやすいシンプルさが特徴です。道具も特別な準備も必要なく、外出先でも家でも、思い立ったらすぐその場でできるまねっこ遊びを掲載しています。

「いらいらしたとき」の章扉。心の揺らぎのイメージ・共感が目的
いらいらしたときに適した、全身を使ったまねっこ遊び
いらいらしたときの遊びのバリエーション。外出先でも役立つ
いらいらしたときの遊びのバリエーション。イメージを深める工夫も

保護者向けコラムで声かけのヒントやステップアップした遊び方が分かる

まねっこ遊びのそれぞれのページごとに、保護者向けコラムがあります。
遊びの解説やお子さんへの声かけのヒント、遊び方のアレンジの方法も紹介しています。

「シャボンだまの まねっこ」の保護者向けコラム。遊びの解説に加えて、遊びを広げるためのアドバイスも

著者プロフィール/メッセージ

この書籍を作った人

芦谷 道子

芦谷 道子

滋賀大学教育学部教授。博士(医学)。子どもの心身症の心理療法、子どもを対象としたマインドフルネスなどを専門としている。臨床心理士、公認心理師、Global Mindfulness Collaborative(USA)認定MBSR マインドフルネスストレス低減法 指導者、Mindfulness in Schools Project(UK)認定 Teach .b 中高生のためのマインドフルネス指導者養成講師、The Mindfulness Network (UK)認定 Deeper Mindfulness; Frame by Frame 指導者。
 主な共著:山崎勝之編著『日本の心理教育プログラム―心の健康を守る学校教育の再生と未来―』(福村出版)、渡部雅之編著『教職を学ぶ人の 新・教育心理学』(教育情報出版)
 主な訳書:ケビン・ホーキンス著『マインドフルな先生,マインドフルな学校』(金剛出版)、ハイディ・フランス著『小さな子どもといっしょに楽しむマインドフルネス―すこやかな心を育てる30のアクティビティ』(創元社)、シャロン・セルビー著『子どものためのおだやかマインドフルネス―感情の波をしずめて心がやすらぐ―』(創元社)、レア・レイナー他著『こどもすこやかマインドシリーズ全4巻』(創元社)。

<メッセージ>
 私たちに与えられた一番のギフトは、自分という存在。お子さんが自分を大切に扱い、自分に優しさを向けられるように、サポートしてあげましょう。マインドフルネスは存在の基礎となる自己肯定感や思いやりの心を育んでくれます。お子さんとマインドフルな時間を共にすることで、周りの大人の心も安定するとされています。かけがえのない幼児期、この本を通して、お子さんと一緒にマインドフルな時間を楽しんでみてください。
――――「まえがき」より

この書籍を作った人

ももろ

ももろ

笑い声が聞こえてくるような生き物の動きや、楽しくなる色の組み合わせを大切に、ストーリー性のある外国の絵本タッチのイラストを制作。
 主な作品に『ポポときせつのおかしづくり』(あかね書房)、『こねこのルップ りんごだいすき』(小学館)、『おうちジャングル』(講談社)、『おうちをみせて』(白泉社)、『ももろのぬり絵』(マール社)ほか多数。

<出版社ページ>Gakken

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