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『星のゆうびんやさん ハイタツマン』「アキレスケンさん」 インタビュー

敵と戦うのではなく、武器そのものをみんなが笑顔になれるものに変えてしまう。そんな特技をもった、全く新しいタイプのヒーローが誕生しました。その名も「ハイタツマン」! この一風変わったヒーローを生み出したのは、「アキレスケンさん」。今まで絵本に触れる生活をしていたわけではなく、ふとしたことから絵本に向き合ったいう異色の作家さんです。平和への思いをこめたという『星のゆうびんやさん ハイタツマン』は、今回、自費出版の絵本として世に出ました。「ハイタツマン」がどのように生まれたのか、なぜこの物語を絵本に描こうと思ったのか、お話を伺いました!

星のゆうびんやさん ハイタツマン
星のゆうびんやさん ハイタツマンの試し読みができます!
作:アキレスケンさん
出版社:牧歌舎

「世の中が平和になるように、願いを届けて」 女の子から、送りようのない「願い」の配達を頼まれた郵便屋さん。 流れ星の力でハイタツマンになった彼の行動は、人々を苦しめる兵器を、誰もが大好きな〈あるもの〉に変えてしまうことでした。 「反戦・平和」をテーマに、シンプルな絵とストーリーで、子どもから大人まで楽しめる内容です。

───女の子に「世の中が平和になるように、願いを届けて」と頼まれたゆうびんやさんが、流れ星の力を借りて「ハイタツマン」に変身する物語。ハイタツマンは、いわゆる戦隊モノのヒーローとはちょっと違う存在ですね。

はい。ハイタツマンは何かと戦うことはありません。「ハイタツビーム」で、武器を別の楽しいものに変えていく……というヒーローなんです。

───「アキレスケンさん」(これ以降ケンさん)は、絵本を作るのははじめてということですが、このおはなしを思いついたきっかけを伺えますか?

絵本を作るにあたって、楽しい絵本、謎解き絵本とか、いろいろプランはあったのですが、自費出版の場合、最初で最後の作品の可能性もありますので、どれか一冊にするならと考えたとき、ちょっとでも世の中の役に立つような、メッセージ性のある内容にしたいな、と思いました。
そこで現在の世界情勢を考えたときに、いま絵本にして伝えたいと思ったのが「平和の願いを届ける」というテーマでした。

───テーマが先にあって、そこからおはなしを作っていったのですね。郵便屋さんを主人公にしたのはなぜですか?

「願いを届ける」という内容なので、届ける仕事といえば、配達屋さんや郵便屋さんかなと思いました。届けるものは、手紙や荷物だけでなく想いとか気持ちとか他のものもあるのではないか、とイメージが広がっていきました。郵便屋さんに決めてからは、次に、願いを届けるとしたらどう行動するのか……、というように、おはなしを膨らませていきました。

───おはなし作りで、大変だったところはありますか?

そうですね。キャラクターが中心になるおはなしなので、ハイタツマンのキャラクターが決まるまでは試行錯誤しました。細かい部分では、ゆうびんやさんからハイタツマンに変身したときのゴーグルの有無や胸のマークのデザインなども、何度も試して考えました。
キャラクターが決まってからは、絵も展開もスムーズに考えることができたと思います。

───ヘルメットの星のマークは、流れ星がデザインされているんですね。変身するのに流れ星の力を借りるというのも面白いですね。

「流れ星に願いを3回すると叶う」という、自分が子どもの頃に聞いてきた話がもとネタになっているのですが、こういった夢のある定説みたいなものって今の時代にも語り継がれているんでしょうか? 今の子どもでも知らない子がいたら教えてあげたいなと思いながら書いていましたね。

───大人も懐かしいですね。
どうしたら願いを届けられるかと悩む場面で、ゆうびんやさんはサンドイッチを食べて考えますね。ページいっぱいに描かれたサンドイッチがおいしそうで目をひきました。

このシーンは、ページ数の関係で、最後まで削るかどうか迷ったんです。でも結局ページ数を増やして入れることにしました。なので、そう言って頂けると、残して良かったなって思います。
子どもっておいしいものの絵が好きですよね。僕も子どものころ、絵本の食べ物の絵が好きで、その記憶が残っていました。それから画面の展開上、ずっと似た構図が続くより、気分転換になる絵を入れたかったということもあります。

───「おいしいものの絵」を、サンドイッチにしたのは、ケンさんが好きだからですか?

そうですね。実はおにぎりかサンドイッチかでかなり悩んだんですけど(笑)。でもいつか時代劇の絵本を描くことがあれば、そのときのためにおにぎりはとっておこうと思って。ちなみに、サンドイッチの隣にあるのは、野菜ジュースです。別にオレンジジュースと思って頂いてもいいんですが、仕事前に毎朝、野菜ジュース飲んでいるんですよ。

───画材は何を使っているのでしょうか。

画材はコピックと、一部、色鉛筆です。バックの色はデジタルで出版社さんに入れてもらいました。線画を描くのは子どもの頃から慣れているのですが、色を塗るのにどうしたらいいのか知識がなくて、インターネットで調べておすすめされたコピックを買い揃えました。

───絵の部分で大変だったことはありますか?

苦労したのは、ゆうびんやさんが海に落ちるシーンですね。夜の海でキャラクターが見えづらくなってしまうので、何回か描きなおしました。あとはキャラクターのアップが多いのでそんなに苦労したところはなかったです。

───おはなしの中で、効果音がたくさんつかわれているのも印象的でした。

そうですね。ストーリーと関係ない部分ですが、食べ物と効果音は、子どもが好きな形で絵本に載せたいと思って考えました。「ピカーン」とか「ジャンジャジャーン」とか、子どもが口にしたくなる音ですよね。効果音はフォントも編集者さんに相談して、ぴったりくるものを選んでもらっています。効果音を手書きにしているものは、そのほうが良いだろうと編集者さんと相談しながら決めました。

───今回、自費出版という形で『星のゆうびんやさん ハイタツマン』を出版されましたが、もともと自費出版を想定して制作されたのですか?

いえ、コンペや持ち込みなど、出版の方法があることは知っていましたし、実際に聞いてみたところもあったのですが、審査に3カ月〜半年かかるといった返事が多くていつ頃完成できるのか具体的なイメージがつきませんでした。製作物って勢いも大事ですし、自費出版はある程度費用は掛かりますが、自由に作ったものがすぐに形になるというところが魅力だと思いますね。
自費出版の会社を調べて比較して、1番自分にとって分かりやすく納得のいく条件を提示して頂いたのが牧歌舎さんでした。ページの割り振りや、フォントや背景の着色のことなど、いろいろ相談しましたが、編集者さんともウマが合ったというか、僕が持っているイメージをすぐ汲み取って頂いて、毎回正確に反映してもらえたので、とても助かりましたね。毎日のようにやりとりをして、出版まですごく早く進められたと思います。

※次のページで、絵本を描くことになったきっかけを伺います!>>

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アキレスケンさん(あきれすけんさん)

    作品紹介

    星のゆうびんやさん ハイタツマン
    星のゆうびんやさん ハイタツマンの試し読みができます!
    作:アキレスケンさん
    出版社:牧歌舎

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