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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  前代未聞のコラボレーション絵本!『おえかきしりとり』新井洋行さん、鈴木のりたけさん、高畠那生さん、よしながこうたくさんインタビュー

同年代の絵本作家が集まると…?

───みなさん、同世代で活躍されている絵本作家さんということで、この絵本の企画はかなり刺激的だったのではないでしょうか?

のりたけ:そうですね。ぼくはこうたくくんとはちょくちょく会っていたんですが、那生さんと新井さんとは初めてだったので、新鮮でした。

那生:ぼくは、本当に絵本作家の友達がいなかったので…。今回、3人も絵本仲間ができて、すごく嬉しかったですね。

───絵本ナビではみなさんそれぞれにインタビューをしたことがありますが、こうたくさんにインタビューしたとき、那生さんをとても意識されていたのが、すごく印象的でした。

こうたく:そうなんですよ! 那生さんがイケメンだって話をしたんですよね。当時は、「絵本界のヨン様」っていわれてましたから。はっきりいってライバル視してました(笑)。


のりたけ:そうなんだ…。ぼくは、那生さん(の絵)がすごい好きなんだけどな…。

こうたく:急に告白?!


那生:嬉しいけれど…すみません。ぼくには妻と子が…(笑)。

───(一同笑)…と那生さんがおっしゃる様に、みなさん…こうたくさん以外は、お子さんがいらっしゃるパパさんでもありますよね。『おえかきしりとり』を製作しているときに、お子さんと「おえかきしりとり」をして遊んだり、ヒントをもらったりとかはしましたか?


超貴重! 「おえかきしりとり」のラフ(下絵)も見せてもらいました!

のりたけ:ヒントということではないけれど、制作途中のラフを見せて、内容が分かるか…という確認はしました。うちの子は幼稚園の年中でしたけど、どんどん答えていましたね。分からなくても、絵を見て、答えを探す楽しさを感じてくれたので、ちゃんとこの絵本の核は伝わっていると自信になりました。

那生:ぼくも子どもと遊んでみましたよ。分からない部分では、何回読んでも「あれ、なんだっけ…?」ってなるけど、分かっている所では、いかに早く言えるか競争したりしました。

こうたく:講演会でラフを見せながら、しりとりのあてっこ遊びをやったら、すごく盛り上がりましたよ! 1時間半の講演会をこれ1本でできるんじゃないかって思うくらい大盛況でした。

新井:実はぼく、この絵本ができる前から、電車の中などで子どもと日常的に「おえかきしりとり」していたんです。なので、子どもとやっていたことを、大人4人でやっている感覚なんですよ。

───なるほど〜。 絵本を読んだ後に、親子で「おえかきしりとり」をやってみるのも、とても楽しそうですよね! 「おえかきしりとり」をみんなで遊ぶときのコツを教えていただけますか?

こうたく:絵が下手でもうまくても、とにかく好きに描けばいい!


新井:そうなんですよね。得意でない人の絵は難しいクイズみたいになって、解読する楽しみが生まれるんです。

のりたけ:実は絵が得意でない人の方が、ドッカンドッカン笑いを生んで、「おえかきしりとり」の主役になれるんじゃないか…って思いますね。

こうたく:伝える努力と読み取ろうとする努力。想像力を広げて、相手の気持ちを考えるようにするのが楽しむコツですね。

那生:反対のことを言うようだけど、「おえかきしりとり」は、毎回がクイズじゃないですか。問題の出し合いですから、あまり優しすぎるよりも難しい方が楽しいこともあると思います。

戸田:この絵本は1人で読んでも楽しいですが、みんなで読むとより楽しめると思います。「しりとりプリンス」のしりとりが自分には分からなくても、一緒に読んだ家族や友達が分かったり、どっちが早く答えを言えるか競争したり…。1冊の絵本でこれだけ、ワイワイ盛り上がれるのが、すごい魅力だなとは思います。

───今回、おはなしを伺う前から、この絵本にはいろいろエピソードがありそうだ…と思っていたのですが、予想を上回る遊び心が入っていて、改めて絵本の隅々までしっかり読みたいと思いました。
「しりプリ」のみなさん、今日は本当にありがとうございました。

インタビュー中に描いていただいた「おえかきしりとり」が完成しました!



新井:
最初はこれです!

こうたく:うわ〜〜。新井さんが、こんな卑猥な絵を描くなんて!

新井:これが卑猥に見えるあなたの方が卑猥ですよ!(笑)
「ビキニ」「ビーチサンダル」、どっちでもいいですよ。



のりたけ:ぼくは「ニ」にして、「ニンジャ」





こうたく:「矢」!  …で、那生さんのは「やくそく」?    那生:よかった、分かってもらえて…(笑)。



のりたけ:またいっぱい要素があるよね…。

那生:くま? 「くるま」? 後ろに乗っているのは何?

新井:くらげですよ〜。



こうたく:くらげか! 宇宙人かと思った…。
のりたけさんは「まきびし」。忍者を引っ張りますね。



那生:これは何?ってすっごく悩んだ。
「しにまね」?「しんぱい」…?

新井:たしかに! 心配している様にも見える(笑)。

こうたく:なんでですか! 「しんだふり」ですよ!

那生:最後は「りす」


のりたけ:じゃあ、イソザキさん、オチをどうぞ!

イソザキ:えーーーと…じゃあ。

こちらがスケッチブックに描いていただいた即興「おえかきしりとり」です!

やりとりも含めて永遠に見ていたかったです(笑)。





あなただけの「おえかきしりとり」を描いてみよう!

『おえかきしりとり』発売を記念して、あなただけの「おえかきしりとり」を募集しています!お送りいただいたしりとりは講談社絵本通信公式facebookなどWEB上で紹介されます。友だちや家族と(もちろん、1人でもOK!) 「おえかきしりとり」で遊んで、どんどん応募しちゃいましょう!

【募集期間】2014年12月31日迄(当日消印有効)
【送付方法】 
★郵送 下記住所までお送りください。
〒112-8001 東京都文京区音羽2−12−21 講談社 幼児図書出版部『おえかきしりとり』係
★メール 描いていただいたしりとりをスキャンか、写真に撮って、下記のアドレスまでお送りください。
*件名を「おえかきしりとり」としてください。
ehon@kodansha.co.jp

【注意事項】 
●ご郵送いただいた作品はご返却いたしませんので、あらかじめご了承ください。
●WEBで公開されても差し支えないお名前・ニックネームをご記載ください。
●著作権侵害の可能性があるものや、公序良俗に反するものは、掲載できない場合もあります。

【作品発表】  
講談社の絵本サイト「講談社絵本通信」や公式facebook内で、随時ご紹介いたします。
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インタビュー: 磯崎園子 (絵本ナビ編集長) 
文・構成: 木村春子(絵本ナビライター)

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新井 洋行(あらいひろゆき)

  • 本、玩具作家、デザイナーとして、テレビの番組デザイン、玩具の企画デザイン、Tシャツや雑貨のデザイン、CDジャケットのデザイン等のほか小説などのイラストも手がけている。
    絵本作品に『おおごえずかん』、『カラフルアニマル』(コクヨS&T)、『四字熟語ワンダーランド』、『ソケットとおとのまほう』、『クリップとみずのまほう』(フレーベル館)、『しゅっしゅぽっぽ』(教育画劇)、「あけて・あけてえほん」シリーズ『れいぞうこ』、『おしいれ』(偕成社)他多数。

鈴木 のりたけ(すずきのりたけ)

  • 1975年、静岡県浜松市生まれ。会社員、グラフィックデザイナーを経て、絵本作家に。『ぼくのトイレ』(PHP研究所)で第17回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で第62回小学館児童出版文化賞を受賞。
    主な作品に、「しごとば」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわ』(幻冬舎)、『おしりをしりたい』(小学館)、『そだてば』(朝日新聞出版)などがある。

高畠 那生(たかばたけなお)

  • 1978年岐阜県生まれ。絵本作家。主な作品に『ぼく・わたし』『チーター大セール』(ともに絵本館)『いぬのムーバウいいねいいね』(講談社)『おまかせツアー』(理論社)『ぞうの金メダル』(作・斉藤/岩崎書店)『飛んでった家』(作・クロードロワ/訳・石津ちひろ/長崎出版)がある。

よしながこうたく

  • 1979年、福岡県生まれ。九州産業大学デザイン科卒業。
    18歳から作家活動をはじめ、イラストレーターとして国内外のさまざまな媒体の仕事を手がける。はじめての絵本『給食番長』が人気となり、シリーズ化。続刊に『飼育係長』『あいさつ団長』『おそうじ隊長』『サムソン先生のダジャレ英語学習帳』『ちこく姫』(いずれも長崎出版)がある。他の作品に、『おふろだいすき!ぷっぺ』(小学館)、『かみなり』(文・内田麟太郎/ポプラ社)、『ばあちゃんのおなか』(文・かさいまり/教育画劇)、『鬼のかいぎ』(文・立松和平/新樹社)、「ようかいガマとの」シリーズ(あかね書房)、『ぼくの兄ちゃん』(PHP研究所)、『でんせつの きょだいあんまんを はこべ』『ゆけ!ウチロボ!』(ともに作・サトシン/講談社)など。

作品紹介

おえかきしりとり
おえかきしりとりの試し読みができます!
作:新井 洋行 鈴木 のりたけ 高畠 那生 よしながこうたく
出版社:講談社
全ページためしよみ
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