絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  きれいな写真がいっぱい! 日本語と英語の音声が聴ける写真図鑑 『はじめてずかん415』編集者 瀬島明子さんインタビュー

2冊目発売!『おでかけだいすき! はじめてずかん415 +ぷらす 英語つき』

───ちなみに、2冊目のタイトルも『はじめてずかん415』なのですね。

瀬島:じつは、415というタイトルは「よい子」という言葉にかけているんですよ。小学館に昔『よいこ』という雑誌があったことと、お子さんたちによい子に育ってほしいという願いを込めています。

───なるほど、そうだったのですね。1冊目『しゃしんがいっぱい!』と2冊目『おでかけだいすき!』の違いを教えていただけますか?

瀬島:1冊目『しゃしんがいっぱい!』では、ジャンル別に、まずは覚えてほしい言葉を集めました。2冊目の『おでかけだいすき!』は「どうぶつえん」「すいぞくかん」「ゆうえんち」「びょういん」など、親子でお出かけするシーンで出会う言葉を紹介しています。
たとえば、動物園に出かける前に「きょうはライオンさんに会えるかな?」とか、帰宅して「コアラの親子がなかよしだったね」というふうにお話しながらページをめくっていただけたらと。

北森:2冊目の『おでかけだいすき!』では、「えき〜れっしゃ」のページに車両だけでなく「かいさつ」や「ホーム」の写真を入れたり、「まち〜のりもの」のページにはバスや車だけでなく「おうだんほどう」や「ほどうきょう」を入れたりと、お出かけ先のシーンがわかる写真をあわせて入れました。

───たとえば「こうえん」のページでは、子どもが指をさしたら、「○○ちゃんの好きなぶらんこだね」「これはベンチだよ」とふだん公園で見ているものを教えてあげられますね。


2冊目は、親子でお出かけするシーンで出会う言葉を紹介

瀬島:そうですよね。公園のページでは、犬の種類も紹介しています。最近、ドッグランがある公園も増えてきていて、犬に出会う機会も多くなっています。「ヨークシャーテリア」「ゴールデンレトリバー」など、犬の種類がわかるとお子さんもきっとおもしろいですよね。

また、1冊目『しゃしんがいっぱい!』では「むし」というジャンルで昆虫を紹介していましたが、2冊目『おでかけだいすき!』は「こんちゅうかん」というお出かけ先のシーンで出会うものを集めています。角が長い「ヘラクレスオオカブトムシ」や美しい蝶の「おおむらさき」など、日常ではあまり見られない種類にも出会えますよ。

───2冊目『おでかけだいすき!』にも、おいしそうな食べ物がたくさん載っていますね。

瀬島:ええ。「パンやさん」や「レストラン」のページがあります。「おすしやさん」のページは、作っていて楽しかったです。おいしそうなお寿司がたくさん並んでいますので、ぜひページをご覧になってくださいね。

───本物のお寿司が並んでいるみたい。外国人の観光客も、本を手に、ページを指でさしながらお店で注文ができそう!

お受験にもことば学習にもおすすめ

───他に、おすすめのページはありますか。

瀬島:いろいろありますが、たとえば「くうこう」のページはおすすめです。意外と日本語でも知らない名前がいっぱいありました。空港の敷地内でよく見かけるあの車は「タラップしゃ」だとか、航空機を牽引している車は「トーイングトラクター」だとか、私も「こんな名前だったの?」とあらためて勉強になりました! 大人の方も一緒に楽しんでいただきたいです。

───知らなかったものの名前を知るのは、大人も楽しいですよね。「びょういん」のページを見たとき、これはいざというとき大人にも役立ちそうだ、と思いました。「いしゃ」「かんごし」だけでなく、「しんさつだい」「てんてき」などを英語でどのように言えばいいんだろうと個人的にも興味がわいてきます。
ちなみに、2冊目『おでかけだいすき!』を作るときに、読者の声を反映させたページはありますか?

瀬島:「はる」「なつ」「あき」「ふゆ」のページです。1冊目『しゃしんがいっぱい!』を出版後、編集部に届いた読者ハガキに「季節の言葉をもっと知りたい」という声が多かったのです。
1冊目では、四季折々のものを1つの見開きにぎゅっとまとめていたのを、2冊目ではさらにくわしく、「はる」「なつ」「あき」「ふゆ」と4つの見開きで、それぞれの季節について紹介しています。季節ごとの植物や、いろんな行事を紹介していますので、お受験にもお役立ていただけると思います。

瀬島:また、「しぜん」のページも、読者の声がきっかけで生まれたページですね。「やま」「うみ」「かわ」といった言葉だけでなく、「むしかご」「ヨット」などアウトドアで楽しむ言葉も入っていますよ。

───本当に幅広く、いろんなジャンルの言葉が入っていて、実際は中学生くらいになるまで長く使えそうですね。
最後に、絵本ナビのユーザーへメッセージをお願いします。「はじめてずかん415」シリーズをどんなふうに楽しんでほしいですか?

瀬島: 2020年度から小学3・4年生で外国語活動がはじまり、5・6年生で教科として英語を学習します。今から、入学前のお子さんに何を準備させておけばいいのかと、不安を抱えている親御さんもいらっしゃると思います。そんな親御さんの「ちょっとでも英語にふれさせておきたい」という悩みに、『はじめてずかん415』は答えられる本です。
写真の図鑑としても楽しめますし、音声つきの英語の教材としてもご活用いただけます。就学前の小さなお子さんから、ネイティブの音声に耳を慣らすことができるよう、力を入れて作りました。意外と大人も知らない単語も載っているので、親御さんにも発見がいっぱいある本だと思います。お子さんと楽しみながら、ぜひご活用ください。

───ありがとうございました!

インタビュー・構成・文: 大和田佳世(絵本ナビ ライター)
撮影: 所靖子

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