●ユニークな経歴!
─── そのような感想が出てくる事自体が驚きで、さすがはたごもりさんと思ってしまうのです。骨董屋で働かれていたご経験があるそうですね!絵本の制作に影響はあるのでしょうか?また、その頃から絵本の制作には興味を持たれていたのでしょうか?
西荻窪のベビヰドヲルという、古人形や昔の玩具、生活道具を扱うお店で、たまにちんどん屋さんの仕事に呼ばれたりしながら、7年ほど働いてました。日常的に数多くの昔のものに触れられたことは、今の自分の財産になっています。ただし、自分で開業したお店はあっという間に閉店させてしまったので、商才は無かったようです。
骨董屋で働く前に、図書館の児童書コーナーで働いておりました。下っ端図書館員ゆえ、よく閉架書庫の整理などしながら、こどものとものバックナンバーなどを読みあさってましたね。絵本にのめりこんでいったのは、この頃です。鈴木三重吉の赤い鳥の復刊バックナンバーなどもこっそり読んでいたので、昔の絵本や、古いものへの興味も、この時に生まれました。
─── 「なにわのでっちこまめどん」シリーズ3冊、それぞれの「ここは見てほしい!」というポイントを教えていただけますか?
一巻「どっちもどっちの巻」では、目かつら売りや、のぞきからくりなど、当時の子どもと一緒に遊んでいるよ うな気分を味わえてもらえたらと、思います。
二巻「ねずみこわいでちゅうの巻」は、町人のようなねずみ達とのやりとりですね。また、暗くて怖い蔵の中だというのに、そこはやはり大阪の子ども、妙にのりのりでもあるだいきちどんとこまめどんの姿に注目です。

三巻目「どろぼうどいつやの巻」は、疾走していく言葉遊びと、次々出てくる町人達と共に、泥棒追いかけ、息をぜえはあ切らして下さい。
─── 子ども達にはどんな風に楽しんでもらいたいですか?
小学校のイベントに伺った時、高学年の子達でしたが、丁稚という存在そのものを知らなかったんです。そりゃ確かに大村昆さんの丁稚ものとか、よく知ってる今の子 ども達がいたらそれはそれで驚きかもしれません。(大阪の子どもは知ってるのかも しれませんね。)
子どもが働き手でもあった時代、実際の丁稚奉公は絵本とは異な り、過酷な面もあったかと思いますが、東京、大阪、関係なく、江戸時代の丁稚気分を楽しんでいただけたらと思います。
─── 今後どのような絵本をつくっていきたいと思われますか?
しばらく江戸時代ものが続いてるので、昭和あたりにタイムスリップなんてのもいいですね。
しかし、まあ、まだまだ未熟者ゆえ.・・・、ひたすら精進といいますか、筆を動かし、学び、表現していきたいと思います。
─── ありがとうございました!
西荻窪・ベビヰドヲルにて撮影。
お話にも出てきました、たごもりさんが以前長いこと働かれていた古物屋さんを背景に。
温かく、ユーモアたっぷりの絵なのですが、細かい部分にたくさんのこだわりも垣間見えて・・・その幅広い表現力こそが大きな魅力のたごもりのりこさん。今後どんな風に更に開花されていくのか本当に楽しみですね!






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