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山形明美さん さがしもの写真絵本『どこ?』のひみつ

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制作日記

2013.07.13

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その1 「どこ?」最新作は立体めいろ!

これまでの「どこ?」シリーズは、5冊とも、さがしものあそびを中心にページを作ってきたのですが、今回の新作では、もっともっと絵本を楽しんでほしいと、「さがしもの」にくわえて、「めいろ」あそびも取り入れています。

ところで、「めいろ」って、ふつうは線画で描かれていますよね。でも、私は造形作家ですから、「めいろ」も立体的に作りたい。今回の絵本づくりでは、「めいろ」をどう立体的に作るかというところが、いちばん難しい課題です。 さあ、どうしよう。まずは、ラフを描いてみます。かわいらしい赤い屋根が並ぶ街に、入り組んだ道があったらよいかしら……?

▲頭のなかにある街のイメージを、ラフにおこしていきます。

このラフをもとに、原寸の型紙をおこして、立体にしていきます。じつは、この型紙にはひみつが! この型紙、きちんとした長方形ではなくて、上辺が下辺よりも短い台形になっているのです。下の写真は、実際には真上から撮っているのですが、ほら、まるで斜め上から見ているように感じませんか?
石畳の道らしく見えるように、スチレンボードに鉄筆で細かくもようを描いて、スプレーで着色します。黄土色の部分は、家が建つスペースになります。

▲原寸(約90cm×90cm)の型紙。グレーの部分が、「めいろ」の道になります。

さあ、土台ができたので、いよいよ家を作っていきます。いろいろな材料を使って、瓦を一枚一枚描き、煙突をつけて、窓もつけて……。うぅ〜、いったい家は何軒必要になるでしょうか……?

▲まだ色をぬっていない家を置いただけでも、街らしくなってきました。

じつは、この一軒一軒の家の作り方にもひみつが! 手前の方の家は大きく作り、奥の方の家は小さく作ります。そうすると、遠近感がさらに強調されて、奥行きを感じるようになります。

さて、作った家の数は、どれくらいあったでしょう? 小さい家から大きい家まで数えてみたところ、なんとぜんぶで175軒もありました!

さあ、今日の日記はここまでに。次回は、さらに街ができていくようすをお伝えします!

(山形明美)

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