
無口なお父さんと男の子との、ちょっと不器用でとっても愛おしい、とっておきの一日

注目の新刊をみどころとともにご紹介します!
気になった作品をぜひチェックしてみてくださいね。
● ぼくのお父さんってかっこいい!
しばらくほうっておいたせいで、髪がぼさぼさに伸びてしまった男の子。
「これじゃあまるで、毛虫だよ! ねえ? お父さん」
「ああ……まあ、そうだな」
無口なお父さんとおでかけしますが、男の子はのびっぱなしの髪が気になってしかたがないようです。
しかも、なにか言いたげなのに、なんだか言い出せずにいる様子……。
たくましい腕、大きな背中、それにひげ─
自分とは、ぜんぜんちがう父親という存在。
お父さんって、どんな息子にもかっこいいものなんです!
無口な父親と、そんな父親にあこがれを抱く息子との、ちょっと不器用なやりとりが、とっても愛おしい一冊。
どうやら、新しい髪型がいたく気に入った様子の男の子。
なんだか、お父さんのイキな計らいがあったようですよ?
思わずにっこりすること請け合いのラスト!
(堀井拓馬 小説家)
「かみをきってよ」
作:長田 真作
出版社:岩崎書店
しばらくほうってほいたら、ぼさぼさでうっとうしい。かみをきってよ。パシャパシャ、シュワシュワ、チョキチョキチョキ…どんなかみがたになるかな。
かみをきる気持ちよさとわくわく感がたまらない! ぼくとおとうさんのとっておきの一日をカラフルでポップな絵で描き出します。
「タツノオトシゴ」
作・絵:長田 真作
出版社:PHP研究所
ほとんどが青一色で描かれた絵本です。青の濃さの変化のみで、幻想的な海の世界を描いています。その世界の中を、タツノオトシゴがさまよい、はばたいたり、隠れたり、自由気ままに楽しんでいます。そっとお花の蜜をすってみたり、泡にしてふいてみたりしてみると、いろいろな海の仲間が集まってきます。そのあと、ぼんやり空を見ていると、どしゃぶりの雨が降ってきてずぶぬれに。だけど気にする様子もなくのんびり乾かしています。すると、つるりっと落っこちて……タツノオトシゴはどこへいくのでしょうか?
本文はとてもリズミカルに読めて、独特な空気感があります。ゆったりとした世界がほっとした気持ちにさせてくれる一冊。
「あおいカエル」
作:長田 真作
絵:石井 裕也
出版社:リトルモア
あおいカエルを追いかけて男の子が迷い込んだ世界は、すべてがあおい、あおばかりの世界だった。あおいカエルを、あおの世界から探そう。カエルを探しながら、不思議で、奥深い、色の世界を楽しむ絵本。