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【今日の1冊】 365日おすすめ絵本 (1〜2月)

絵本ナビ編集部

2016/01/26

【今日の1冊】1月26日 「お腹の中の鬼を退治するには・・・!?」

【今日の1冊】1月26日 「お腹の中の鬼を退治するには・・・!?」

「今日は何の日?」「今日はどんな絵本を読もうかな?」
一日の始まりがワクワクするような絵本を毎日ご紹介します。

読み聞かせでも大人気のこのお話は、節分の時期にもぴたりですね。
● 子どもたちの大好きな、聞いて笑える昔話

あっぱれ!日本の滑稽!

楽しくって、気分爽快!文句なしのお気に入り!
おいしそうにお団子をほおばる姿から、一転して恐怖の腹痛地獄!しかも、その先に待ち受けていたものは、さらなる壮絶な苦行〜!
腹の虫を、退治すべく、おしょうさまのすすめでいろいろなものを飲まされるととさん。 律儀に従うととさんであったが、飲まされるものはどんどんエスカレートし、ついには あんな物まで!
つぎは、何を飲まされるのかと、大人も子供もドキドキ ワクワク!
最後には あんな物まで飲まされてしまい、もうお先真っ暗〜、と思
いきや、さすが おしょうさま、ただ者ではない! 全部お見通し。
予想外のチビスケの大活躍に、子供も大爆笑!  一件落着、めでたしめでたし。その結末には、だれもが大満足。 何事もなかったように、仲良くゆうげをとる二人の姿には、晴れ晴れとしたやすらぎすら感じる。
絵は豪快ながらも あたたかく、ユーモラスで、日本特有の滑稽さを
余すところ無く表現している。あっけらかんとした文章に ベストマッチ。 ひょうひょうとしたかかさん、芝居がかったおしょうさまも いい味出している。
はっきりした絵と、展開のよいストーリー、おかしげでやわらかい言葉遣いと、三拍子そろっているので、読み聞かせに最適。 小さい方からおとなまで楽しめる。節分のころのおすすめ。この本を読んだ後の豆まきは、盛り上がること間違いなし!

(もにいのさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子3歳)

かえるをのんだととさん かえるをのんだととさん」 作:日野 十成
絵:斉藤 隆夫
出版社:福音館書店

ある日、ととさんのお腹が痛くなり、お寺の和尚さんに相談に行くと、和尚さんは「お腹に虫がいるせいだから、蛙をのむといい」と教えてくれます。教わったとおりに蛙をのみこむと、お腹にはいった蛙が虫を食ったのでお腹の痛いのはなおります。でも今度は、お腹の中で蛙が歩くので気持ちが悪くなり、また和尚さんに相談すると、「蛇をのむといい」といわれます。蛇の次は雉、というように前にのみこんだものを食べる動物を次々とのみこみます。その後は、雉を撃つ猟師をのみこみ、次に鬼をのみこみ、最後はお腹の中の鬼を退治するため和尚さんが「鬼はそとー」と、ととさんの口の中に豆を投げ込むと、お腹の鬼は「これは節分の豆だ。痛い痛い。たすけてくれえ」といって、尻の穴からとびだし逃げていくという落ちになっています。
 このような聞いて笑える昔話は、とくに子どもたちの好むところです。節分の時期だけでなく、何度も何度も親子で読んでお楽しみください。
このお話は新潟県の「まわりもちの運命」という昔話から採りました。


絵本ナビ編集部

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