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たった ひとつの ひかりでも

たった ひとつの ひかりでも(評論社)

どんなに暗くても、きっと見つかる、希望の光。

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やなせたかし おとうとものがたり

やなせたかし おとうとものがたり(フレーベル館)

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【今日の1冊】 365日おすすめ絵本 (1〜2月)

絵本ナビ編集部

2016/02/16

【今日の1冊】2月16日 「冬眠から目覚めたら・・・!」

【今日の1冊】2月16日 「冬眠から目覚めたら・・・!」

「今日は何の日?」「今日はどんな絵本を読もうかな?」
一日の始まりがワクワクするような絵本を毎日ご紹介します。

この絵本を読んでいるだけで、本当に春が来たような気持ちになるんです。
● 春を待ち焦がれる気持ちを動物たちと分かちあいたい作品
静かに雪の降る森の中、動物たちは体をまるめて冬眠中です。野ねずみも、くまも、ちっちゃなかたつむりも、りすも、山ねずみも、みんな目を閉じてぐっすり……。おや? でも、目を覚ましたようです。そして、ちょっぴり寝ぼけまなこで鼻をくんくん、何かに向かって走り出しました。いったい、何が起きたのでしょう……。

雪に埋もれた森の中、冬眠から目覚め、次々と走り出す動物たち――。その静から動への変化がページを追うごとに、鼻を「くんくん」という擬態語に乗ってワクワクする気持ちを盛り上げていきます。最終場面では、白と黒だけで表現された雪景色の中にあって唯一の彩色となる黄色が効果的に使われ、春を見つけた彼らの喜びが可愛らしく描かれます。動物たちと一緒に鼻をくんくんさせながら、春を待ち焦がれる気持ちを分かち合いたい作品です。

はなをくんくん はなをくんくん」 文:ルース・クラウス
絵:マーク・シーモント
訳:きじま はじめ
出版社:福音館書店

雪深い森の中、冬眠から突然さめ、はなをくんくんさせて駆けていく動物たち。やわらかいタッチの美しい絵と詩のような文で、自然の摂理と喜びを無理なく子どもに語りかける名作。


ほっこりあったかくなる絵本

春を待ち望んでいる動物たちの
わくわくする気持ちやはやる気持ち。

その気持ちは、ちっさな動物もおっきな動物も
同じなのですね。

画面いっぱいに森の動物たちがある場所に駆けていく場面は、
静かな、でも確かな躍動感を感じて圧倒されました。

春の訪れを知らせる、ぽっと咲いた黄色い花に
心まであたたかくなる絵本です。

(ともよもよさん 20代・その他の方 )


絵本ナビ編集部

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