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うさぎの家に入りこんだきつねをおんどりが見事追い出すという,有名な民話をもとにした表題作と,ユーモラスな短い話「きんのたまご」を収めます.1920年代のソビエトの新鮮でモダンな絵本.
『もりのともだち』と『きつねとうさぎ』と読み比べてみました。
最初にうさぎを助けるのがオオカミではなくて犬であるなど、ちょっとした違いがあるようでした。地味ですが、素朴で分かりやすい絵です。何故か熊がバラライカを持って現れたり、ちょっと不思議な絵もありますが(しかも逃げ出す時には持っておらず、服もいつの間にか脱いでいる!)、とても展開を追いやすいと思います。
後半についている『金のたまご』も短いですが、何気ないことのようでちょっと深い話で良かったです。 (さみはさみさん 30代・ママ 男の子2歳)
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