「爆撃で殺されるのは、私のような子どもなのです」 13歳の少女が勇気と誇りをもって読み上げた非戦メッセージ
作者のシャーロットがこのスピーチを発表したのは、2003年2月。彼女は1990年生まれらしいので、当時13才の女の子です。
一時、日本のテレビでも紹介されていたので、ご存知の方もいるかと思いますが、弁護士である母親の仕事の都合で、各国を回っていた彼女が、教会で行われた平和集会で発表した論文を、編集したのが、この写真絵本です。
まだ世界のことについてよく分からない子供たちも、この本を手にしてくれたら、「いま、イラクで何かが起きている」ということだけは、分かってくれる気がします。
彼女のスピーチの後半は、もし、自分達がイラクに住んでいる子供だったらとして、語っています。
「私たちは、明日も生きていられるかどうか
分からないことが、怖いのです。
殺されたり、将来をうばわれたりすことが、
悔しいのです。……。
そして、私たちは途方にくれています。
私たち、何か悪いことをしたでしょうか?」
このスピーチがマスコミで取りざたされたにもかかわらず、イラクへの武力制裁が国連決議を無視して行われ、更に多くの犠牲者をいまも出し続けています。 (てんぐざるさん 30代・ママ 8歳、3歳)
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