山の学校の庭では、満月になると森の動物たちが一晩中、遊んだり、踊ったり。その楽しげな様子を教室の窓から見ていた粘土や絵の動物たちは、明け方、山に帰っていく動物たちに、小さな声で「またおいでね」といいました。ところが嵐の去った翌日、満月なのに動物たちはやってきません。心配した教室の動物たちは山へ登って行きます。月の光の中でくりひろげられるファンタジー。
月の美しい秋に読みたい一冊
夜の幼稚園でのできごとです。
夜の深いブルーに、明るい月、黒の動物たちのシルエット…
静かな夜のできごとに、シックな木版画が、とてもマッチしています。
地味な絵本ですが、子どもたちはよく聞きます。 (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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