小さな絵本『ピーターラビットのおはなし』は、作者のビアトリクス・ポターが一人の少年に送った絵手紙がはじまりでした。
今年はその絵手紙から120年の記念すべき年。改めて、作品誕生の裏側をのぞいてみると、そこにはさまざまな才能にあふれた、ポターの豊かな人生がありました。
本特集では、そんな彼女がこよなく愛し、絵本の舞台にもなった、イギリスの湖水地方へとご案内。物語に登場するお料理のレシピも紹介します。
・どれくらい知ってる? ピーターラビットのこと
・絵本の舞台 湖水地方を訪ねて
・ポターのお気に入りの家 ヒルトップ農場
・ポターが暮らした町 ニア・ソーリー
・湖水地方のピーターラビットスポット
・ビアトリクス・ポターの豊かな人生
・ピーターラビットファンからの手紙
子どもの頃のピーターの思い出 KIKIさん
絵本作家から見たポターの魅力 いまいあやのさん
・料理家・星谷菜々さんのピーターラビットのお茶会へ
・お茶会にぴったりのピーターのグッズ
【巻頭特集担当者こぼれ話】----------------------------------------------------------------
ついに、念願の湖水地方に行ってまいりました!
ポターが愛した、ニア・ソーリー村には、観光地でよく見かける、大きな看板やネオンなどは一切なし。
まるで映画のセットに入り込んだのかと思うほど、ポターが暮らした当時のまま、豊かな自然が残っています。
村の人にお話をうかがうと、誰もが口々に「ポターは恐いおばあさんだったのよ」と語ります。
ポターはお行儀の悪い子どものことは嫌いだったようで、庭で悪さをしている子どもを見つけると叱ったり、
子どもを家に招いたにも関わらず、おとなしくするよう言い聞かせたりしたそうです。
また、村のあちこちを絵本に描いたポターが、なぜか当時人気だったティールームだけは描かず、
人に会うのが嫌で、来客があると裏口から逃げ出していたというエピソードも聞こえてきました。
そのようなポターの少々ひねくれた一面を知るとかえって「ああ、ここで本当にポターが暮らしていたんだな」と実感。
そして、村の人たちが最後に「でも彼女のおかげで、自然は守られ、今の私たちの生活があるの」と語る姿が印象的でした。
特集では、そんな村の人のインタビュー記事や、絵本の舞台になった場所の写真をたっぷり掲載。
また、ピーターラビットのファンで、湖水地方を訪れたことがあるというおふたり、
いまいあやのさん、星谷菜々さんの記事も。星谷さんの、とってもおいしそうな!
ピーターラビットレシピにも目が釘付けです。(新谷)
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