「サカサムシちゅういほう」 ママの声

サカサムシに刺されるとどこかがさかさまになってしまいます。
テレビで注意報が出るくらいだからこの世界ではよくあることなのでしょうか。これはたいへんだろうなー。読んでいる分には他人事で面白かったですが。本当にサカサムシが出たら混乱は必至でしょうね。

漫画家さんが絵を描いているので
ちょっと漫画っぽいです。
でも、シンプルな絵なので
遠目がきいて、読み聞かせにもいいと思います。
はっきり言って、テーマとかはないですが、
単純に言葉を楽しめる絵本です。
今までになかった本というわけではないですが
てんてんさんが絵を描いているのが新鮮でした。

このお話は、サカサムシという虫に刺されたら話す言葉だったり行動だったりがさかさまになってしまうというお話でした。うちの子は、犬を散歩している人間が犬に散歩させられているのが一番のツボだと言っていました。逆さ言葉の絵本だったので読むのは少し大変でした。

サカサムシに刺されたら〜さぁ大変！
だけど詠み手からはとっても面白い絵本です。
色々なサカサが描かれています。
イラストも言葉も面白いです。
私は特に「またあいたい」になるほど〜と感心してしまいました（笑）。
何度も開きたくなる絵本になるかもですね。

7歳娘、5歳息子が面白くて大好き！と言った一冊です。サカサムシにさされると、何かが、どこかが逆さ、になってしまう。全部同じじゃないのが子供たちには面白く感じたようです。最初、言葉が逆さになっていることの意味がわからなかった息子ですが、分かるように文字を指差しながら読むと合点がいったようでした。

サカサムシに刺されると、どこかがさかさまになるんですって。
この、どこかが、というのが曲者ですね。
なるほど、逆立ちになったり、男女入れ替わったり。
動物たちの配色が反転するのも面白いですね。
でも、メインは、小学生のケンタの言葉が、逆さになること。
逆さになっても、意味が通じる文章だと、話がややこしくなるのですね。
しかも、サカサムシの解毒法もすごいです。
いったいどうやって、分かったのでしょうね。
かなりの荒療治、ちょっと怖いです。
ともあれ、ドタバタの言葉遊び、愉快です。