結構評判は分かれるかと思います。うちの娘は表紙で「これ怖い!読まないで」と言って読もうとしませんでした。
福岡の差別されていた階級(部落)の話らしいのですが、のっけから火の玉をよける方法などが書いてあって、おどろおどろしい。
けがらわしいと言われていたカワウソ村の才三が、、お宮の境内にも入ることを拒まれていたのに、お宮の相撲大会についつい出てみてしまいます。優勝候補に買ったものの、みんなに怒られて暴力を振るわれ、血を流してまで「汚らわしい血をお宮に落とすとは」と批判され、とうとう死んでしまいます。優勝候補の権助は、良心の呵責も感じないのか堂々としたもの。でも火の玉となって蘇った才三は「あたしゃかわうそじゃありまっせん。れっきとしたにんげんでございます」と卒塔婆で頭を打たせて権助が死ぬことになります。
差別に辛くなる本です。子供に読ませれば差別はいけないよと教えられる気がしますが、小さい子だと怖がって泣いてしまうかもしれないですね、、、