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昔、和久井映美さんが主演した「夏子の酒」というドラマがありました。主題歌は熊谷幸子さんの「風と雲と私」でした。 YouTubeで見ると、オープニングで海や田園の風景が映し出されます。 「風と雲と私」の歌がマッチしていて、清潔感のあるいいドラマだったことを思い出します。 このドラマが、なんとなく「なつのいちにち」とシンクロしてきます。 この絵本を見ながら、「風と雲と私」を聞くといいですよ。 また「この絵本は、「今日を一日の区切りで生きる」(D・カーネギー)の知恵をも啓示しているな、とも思えます。実は深い人生観があるのです。 さて、わが娘は緑色と青色が好きで、絵本の色づかいが気に入っているようで、夏のイメージを感じ取っているのではないか、と想像しています。
投稿日:2008/09/29
夏の子供のドキドキする虫捕り体験が 迫力ある絵で描かれます。 懐かしいなぁ〜と同時に 子供にもこういう夏らしい経験をさせたいなと思う絵本です。
投稿日:2011/07/14
はたこうしろうさんの作品です。 文も本人だということもあるのか、思いきり自分の世界を展開しています。 絵が飛び出てくるような感じの少年の夏の大冒険。 オオクワガタを捕るという大チャレンジ。 アングルも表現も少年の一日をスペクタクル仕立てにしています。 ノビノビとした少年の心と感動が伝わってきます。 是非とも子どもたちに感動して欲しい一冊です。
投稿日:2010/09/10
「なつ」といえば、この絵本です。 白いシャツに麦わら帽子と捕虫網。青い海と空をバックに、真っ黒な影を落として走る少年の姿を描いた表紙にひきこまれます。 家を出る少年。少年は一人。一人でなければいけません。 大きな白い雲がうかぶ海などには目も向けず、防波堤の上を走り、田んぼのなかを走りぬけ、渓流の巨大な石を跳び越えて、やっとクワガタの木にたどり着きます。 子どもたちは、知っているのです。どの木に虫がいるのかを。でもそれは秘密なのです。だから一人で誰よりも早く行かなければならないのです。 少年にも少年の木がありました。 少しぐらい危なくても、高いところにいるクワガタを採るためなら、木に登り、何度落ちても、あきらめることなく挑み続けます。 そうやって一日が終わるのです。 こんな日々を通じて、子どもたちは成長していきます。大人は、子どもたちの成長を促す環境づくりを間接的にサポートしてやらなければなりません。でも決して間違えてはいけません。デパートやスーパーで売っているクワガタを買っても、イチゴ狩りのように、閉ざされた場所に放されているクワガタを採ったとしても、それはその子のクワガタではありません。親としての役割を果たすのも大変になってきました。
投稿日:2010/06/26
07年度の渋谷区おススメの一冊。 渋谷には代々木公園とか明治神宮とかあるんですが、こういった本格的な自然はないんですよね。 うちは地元の人間なので、田舎もない。なんで、擬似体験でもいいから自然に触れ合えるといいなぁ、と思って読ませてみました。 そうしたら、大正解! ちょうど虫に興味を持った時期と重なったのが幸いしてか、もう「読んで、読んで!」の連発! クワガタを捕まえたシーンでは目を輝かせて聞きいっていました。 もう少し大きくなったら、都会を離れて旅行しようかなぁ… なんて思わせてくれる一冊です。
投稿日:2010/04/19
今年の夏は涼しくて夏らしくありませんでした。 この本はどんな夏が描かれているのかと思い 手にとってみました。 入道雲に虫取り網、麦わら帽子にまさに夏。 走って走っていくぼく。 一体何をつかまえに行くんだろうと 思っていたら、なんとでっかいクワガタムシ! 自分も昔、よくとりに行ったなあ。 谷をとおりゃ〜〜〜って飛ぶとこに 息子は大爆笑。 今度一緒にとりに行こうと約束させられた話でした。
投稿日:2008/09/28
子供の頃の記憶、夏休みのある一日を思い出し、子供の頃の 忘れていたわくわくする気持ちを思い出しました。 今の子供たちにもそんな楽しい時間があることを この絵本を通じて伝えられるとおもいます。 子供に読んであげる、大人も一緒に癒される絵本です。
投稿日:2008/02/01
小学校で推薦図書になっていたので読んだのですが、夏の課題図書で選んだ理由が一目瞭然の絵本でした。 まさに、夏に相応しい絵本です。 何と言っても、この夏の絵。 鮮やかな緑の田んぼ、かもめの飛ぶ青い海と空、白い雲を初めとして、熱い夏を描いた色と構図に脱帽です。 そして、少年の躍動感溢れる動き。 クワガタを1人で今日こそ撮るんだという気持ちが、全面に溢れ出ています。 文章は少ないのですが絵を見ているだけで、主人公の気持ちが伝わってきて、感情移入できるそんな絵本です。 小学校1年の次男も、ワクワクしながら絵本の中のクワガタ撮りに参加していたようです。 思わず、子供の頃を思い出さずにはいられない一冊です。 こんな環境、経験を是非子供らにさせてあげられたら、最高の夏休みになるでしょうね。
投稿日:2007/09/02
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