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よあけ」 パパの声

よあけ 作・絵:ユリ・シュルヴィッツ
訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1977年06月
ISBN:9784834005486
評価スコア 4.66
評価ランキング 2,999
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  • 美しい

    湖の畔、おじいさんと孫が、寝ています。
    何も音が聞こえない。
    生き物も風も音を立てない瞬間って、
    確かにあるものです。
    大自然の中、自分の息以外、何も聞こえないような体験を
    今まで一度だけしたことがあります。
    静まりかえったページを読みながら、そのときのことを思い出しました。
    夜明け前、
    風が水辺を揺らす音が聞こえてきます。
    鳥が起きます。
    だんだん朝が近くなる様子が伝わってきます。
    おじいさんと孫はボートで湖に出ます。
    そこで山から太陽が顔を出し、あたりを照らし、
    はじめてページが明るくなります。
    ページをめくった一瞬の、明るさの変化がとてもリアルで美しい。
    絵本を読みながら、耳を澄ましたり緊張させたり、
    光の変化に感動したり・・・、
    他の絵本ではなかなかこんな感覚は得られないと思います。
    小さい頃にも読んだ絵本を数十年ぶりに読んだのですが、
    当時は気に入ったという記憶はありません。
    大人向けの絵本なのかも。

    投稿日:2011/10/16

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  • 唐詩の世界

    静寂と時間がどこまでも広がっていく。
    文章に流れる夜明け前の湖のとうとうとした世界に、どことなく訪れる朝の予感。
    この絵本には、とても大きな間がある。
    絵も風景を覗き込んだようなタッチで本に取り込まれている。
    不思議だなと思っていたら、後書きで納得。
    この絵本は唐詩の世界なのでした。
    夜が明ける一瞬まで、時の流れ、生物たちの息遣い、登場するおじいさんとまごの振る舞い、それぞれに静かに織り込まれて夜明け前の張りつめたものを表わしています。
    空気の流れまで感じられるような素晴らしい絵本でした。

    投稿日:2010/03/10

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  • 大人の絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    唐の詩人柳宋元の詩「漁翁」をモチーフにした作品。

     漁師のじいさんは、夜は西の岩陰ですごし、
     夜明け方には清らかな湘水を汲んで竹を燃やす。
     もやが消えて日が出たと見る間に山と水の緑が現れた。
     もはや人かげは見えず、漁師のうたう船歌が聞こえるだけ。
     はるかに天のはてをかえり見つつ流れを下れば、
     岩の上から雲が無心に迫ってくる。                                                    (松枝茂夫「中国名詩選」)

    夜明け前の静寂な湖の辺の風景が秀逸です。
    その画の色合いが心に染み込みます。
    それに、瀬田 貞二さんの訳が、一層その雰囲気を引き立てています。
    絶妙としか言いようがありません。

    これはもう大人の絵本と言って良い作品だと思います。

    投稿日:2009/10/11

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  • 静寂と美

    「よあけ」の情景を美しく描いており、絵そのものの、静寂さが溢れでる絵本です。
    娘は、最後のページで「わぁーキレイ!」というリアクションをみせてくれました。
    自分の目から見ても、暗い絵が続く中で最後の美しさが際立っているなと感じました。
    うちの娘には絵そのものの美しさは感じとれているようでしたが、静寂さについては十分には味わえきれていないようでした。
    この絵本は読む度に、感じ方がまるっきり変化する絵本だと思います。
    何回も時期をおいて読んで、その度に子供の反応の違いを楽しめそうです。

    投稿日:2005/09/11

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  • ゆっくりと胸が高鳴りました。

    • ハマ助さん
    • 20代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 女の子0歳

    友人の息子さんにプレゼントするために購入しました。
    ゆっくりと夜があける情景を、目だけでなく体全体で感じ取ることができたような、
    そんな感覚を味わいました。
    子どもが見たらどんな反応をみせるんだろう!?
    0歳の娘がもう少し大きくなったら読んであげたい。今から楽しみです。

    投稿日:2003/12/20

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