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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

宮沢賢治の絵本 猫の事務所」 その他の方の声

宮沢賢治の絵本 猫の事務所 作:宮沢 賢治
絵:植垣 歩子
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2014年10月
ISBN:9784895881548
評価スコア 4.09
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  • かま猫の涙

    主人公のかま猫は仕事場で毎日いじめにあっていました。

    いじめられる原因を自分のせいにしてしまう気の優しいかま猫にとって、この場所はどんなに辛かっただろうと思います。

    無視って一番酷なことです。
    仕事をさせてもらえない気持ち、辛いですね。苦しいですね。悲しいですね。
    おまえは必要ないと言われているんですものね。

    かま猫は感謝の気持ちを持って、毎日仕事に取り組んでいたんですね。
    だから見た目で嫌われても何を言われても…と我慢していたのでしょう。
    かま猫の涙はきっと、怒りとか憎しみの涙ではないのです。

    ますますエスカレートするいじめにかま猫の心が壊れそうになった時、獅子の登場にも動じず、まっすぐ立ち上がって獅子を見つめる目から、かま猫の心の強さを感じました。

    ただただ、真面目に正しく生きること。

    どんな場所でも、かま猫にはずっとそうでいて欲しいと思いました。

    ちなみに私は獅子に賛成です。
    こんな事務所、なくなればいいんです。
    いじめる側はきっと変わらないですし、誰かが止めなければかま猫はずっといじめられていたでしょうからね。

    投稿日:2015/10/14

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  • 子どもに伝わるのかな・・・?

    職場でのいじめがテーマです。
    仕事に誇りを持ち、同僚の書記たちに嫌われているのがどんなに明白でも、粛々と仕事に励み、しかも他者への親切心も持ち合わせている主人公のかま猫。
    ちなみに、かま猫というのは、寒くて仕方がないので夜に窯の中で寝るためにすすで汚れてしまっている猫という意味だそうです。

    かま猫が歩み寄ろうとしても、同僚のきれいな猫たちにはまったく響かない様子。
    挙句の果てには、窯猫が身体を壊して休んでいる間に、唯一の味方だった所長にまで同僚猫は嘘を吹き込み窯猫を仲間はずれにする始末。

    もう、読んでいて苦しくて苦しくて。。。

    元気になって出所してみると、以前よりいじめがひどくなっていることに気がついて、涙が止まらない窯猫。

    最後はどんな風に終わるのだろうかと思ったら、「えっ!そんな簡単な結末?それじゃ、あのいじめっ子たちは何も学んでないんじゃない?!」

    この絵本を読んで、いじめは良くないって、子どもに伝わるといいのですが。。。

    ちょっと救いがなさすぎて、絵本に向いているのか分からないなぁと思ってしまいました。

    投稿日:2015/10/06

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  • 何だか切なくなりますね

    なかなか読んでいると、切なくなってきました。
    こんなに人のことを思っているのに、どうしても人のためを思ってしたことが裏目に出てしまって、のけもののようになってしまって、本当に辛いですね。とてもかわいそうに思えて、とても切ない気持ちで読み終えてしまって、後から色々と考えてしまう、そんな本でした。

    投稿日:2015/10/07

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