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ちょうど私の母が72歳で、この絵本のエマおばあちゃんと同い年、しかも一人暮らしをしているので、興味を持って読みました。 年をとってからも趣味や生き甲斐を持ち、充実した日々を送るという話です。小さな子供には、夫に先立たれ、子供が独立した後の老人の孤独が理解できるか謎ですが、大人が読むと印象深い本です。 子育てが終わったあと、自分が何をして過ごすのかなと考えてしまいますね。
投稿日:2014/11/20
孫やひ孫まで遊びにくるけど、影ではばかにされて寂しいエマおばあちゃん。住んでいた村の絵をプレゼントされますが、自分の記憶と違うので絵を描き始めます。それが知られて、絵を見に来る人も増えます。好きなものの絵に囲まれているのでもう寂しくありません。 でも、全体を通して哀愁を感じます。絵をたくさん描いて素敵だけど、本当に寂しくないのかな?いろいろ考えてしまう絵本でした。3歳の娘にはまだ分からないかな、きっと。 普通に聞いていましたが。 おばあちゃんの絵はとてもカラフルでかわいらしくて素敵な絵なので、ぜひ一読してみてほしいです。
投稿日:2011/05/25
もっとワクワクするお話かと思ってページを開いたのですが、 高齢者のおばちゃんが第2の人生を謳歌するお話でしたので、 小さなお子さんにはあまり向かない絵本かもしれません。 むしろ大人や、エマおばあちゃんと同世代の、おじいちゃんおばあちゃんが読まれた方が、ジ〜ンとくるかもしれません。 バーバラ・クーニ―の絵がとってもいい感じでした。 私は、子どもたちがプレゼントした故郷の絵を見ているエマおばあちゃんの後姿が、すごく印象に残りました。
投稿日:2009/09/30
子供がいても孫がいても寂しいものなんでしょうね。 絵を描く前のエマおばあちゃんにだって 「すること」はたくさんあったはずですが、 絵を描くということは そういう 「すること」とは 全く違うのでしょう。 誰かから与えられるものではなく 自分自身の中に何か自分を表現できるものを持つ。 それが寂しさを埋める最大の手段なのかもしれません。
投稿日:2009/01/06
年老いて、1人でクラスエマおばあちゃんは 時々やってくる親戚や家族と一緒に過ごす時間が賑やかで大好きなんですが みんなが去っていくとやっぱり1人ぼっちで、話相手と言ったら ねこの“かぼちゃのたね”だけ。 そんなエマおばあちゃんが、発想の転換で生き甲斐を見付けるお話しなんですが 人との関わりが大好きな私にとっては、それだけじゃやっぱり寂しいな〜って 思ったのが読後の感想。 子どもたちもよかったね!って思う反面、私と同じ感想を持ったらしく 「やっぱり、誰かと一緒に暮らして絵を書くのが一番いいよね」 その方がいいけど、エマばあちゃんの環境はそうも言ってられない環境なのかも。 とは言う物の、エマばあちゃんの描く遙か昔の故郷の風景は のどかで、 どこか暖かみがあって安心感を与えてくれる物ばかり。 その安心感を胸にエマばあちゃんは逞しく生きていくんだろうな〜 でも、やっぱりすこ〜し寂しいなあ。
投稿日:2007/11/20
娘には難しかったようですが、私はいいなぁと思いました。 家族なのに家族でないちょっとした寂しさ。 私はまだ経験がないけれど、子どもが巣立った後は物寂しいものだそうです。 人間は生まれてから死ぬまでずっと一人という言葉を、いい意味で思い出しました。 子どももですが、なんだかおばあちゃんに読んであげたい本だなぁと思いました。 福祉施設で読むには、本が小さいかな。
投稿日:2007/10/16
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