このお話は絵本というより、童話 お芝居を観ているようで興味深くとませてもらいました
まるまるふとった ミツバチが 窓ガラスをたたいて いったとさ。
「うそは あまい。 ほんとうのことは にがい。 ためになるのは ほんとうのほうだけどね」
こんなおはなしではじまり いきなり 哲学的な考えが要求されているように思えました。
第1章〜5章までの 長いお話ですから、読み聞かせの絵本では有りませんが 続きのお話として、章を区切って読んであげたら おもしろいかもしれません。
フェイスという女の子(大理石でできた 石像)トラのじゅうたんとの会話が なかなか 興味深くて・・・・
ちなみに フェイスとはー「信じる」という意味があるのです。
もう一人 年老いた公爵がが登場するのです
子供の頃 この公爵は、石像のフェイスにキスをして目を覚まさせようとしたんだって・・・・(この章もドラマチック)そして第3章はドラマが続き 引き込まれていきます
空飛ぶ絨毯まで登場
自由を求めて 空飛ぶ絨毯になりたいって。
「時間ははな、一本の糸のように過去から未来に伸びているえあけじゃない。こんがらがった結び目なんだ」
トラのほらふきじゅうたんは いろんな事を フェイスに話す
そして フェイスの願いが叶い トラと一緒に空を飛んでいくのです
願えば 叶う こんな 事が有れば、フェイスのように願いたいと思いました
作者は三にんの登場人物に 本当に願うことが大事だと読者に伝えたかったのでしょうね・・・・
絵は モノクロで描かれていて 虫なども出てきたり クモがでてきたりします。(丁寧に描かれていました)
かなり 長いお話ですが 戯曲でした
文学好きの子供さんなら おもしろいかも 大人にも哲学的な物の見方だ要求されているように思いました
エピローグにでくる 虫が 心に残りました
興味のある方は じっくり読んでみてください!