ぼくのなまえはイラナイヨ」 みんなの声

ぼくのなまえはイラナイヨ 作・絵:ミック・インクペン
訳:角野 栄子
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,551
発行日:1997年06月
ISBN:9784097270775
評価スコア 4.64
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みんなの声 総数 21
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  • どうなることかと。。

    屋根裏部屋に捨て置かれたボロボロのぬいぐるみ。
    自分が誰なのか名前さえもわからず、
    「それは、いらないよ。」と捨てられたときの言葉を
    自分の名前と思い込み、誰かと会うたびに
    「ぼくは、イラナイヨっていうの。」と名乗るのです。
    もう、切なくて切なくて胸が傷みました。
    一体この子はどうなるのだろうと心配になりました。

    でも、イラナイヨは少しずつ自分の記憶を取り戻し、
    最後には幸せが待ち受けていました。
    本当の自分を思い出し、もとの姿に戻してもらうシーンでは
    胸がいっぱいになって、涙が溢れそうになりました。

    そして、自分もどこかに忘れ物をしてきてはいないか。。と
    考えさせられるお話でもありました。

    投稿日:2007/02/13

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  • 心のどこかに

    屋根裏でがらくたの下敷きになっていた僕。
    「それは いらないよ」
    そうか、僕の名前はイラナイヨっていうんだ。
    でも、僕ってなんなの?
    自分のことを知っている誰かがいるって、なんてうれしいことなの!
    感情移入しちゃって、ドキドキ、うるうるしながら読みました。小学4年のクラスで読んだのですが、しーんとした雰囲気でした。

    投稿日:2007/02/01

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  • 自分を取り戻すために

    • 花ぶらんこさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子11歳、女の子8歳

    タイトル(原書もそうなんですが)からして悲しいです。
    空っぽの部屋に取り残されたおんぼろのぬいぐるみ。
    自分がいったいどんなぬいぐるみで、名前があって....
    そんなこと全部忘れていたから答えを探しに外へ出かけます。
    前半が希望の無いお話でも、後半猫に出会ってから急展開!
    最後の折りたたんでいるページを覗いてみてると、
    『本当に良かったねぇ』と思わずつぶやいてしまいます...。
    物が溢れているだけに、子供たちもこの絵本を読んで、
    自分の持ち物をもう一度見直して欲しいなぁ。

    ミック・インクペンのイラストは優しくて、ほんわかしていて大好きです

    投稿日:2006/08/17

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  • もし、自分だったら・・・

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子14歳

    「キッパーを書いた人じゃない?」と、見つけたのは、息子でした。えっこさんの2年生さんと同じく「名前?それとも、人間に対して“いらない”って訴えてるの?」と言いました。自分がもしそうだったら…って、考えるのではないでしょうか。

    どんと祭(小正月に正月飾りを焚く行事)で、まだまだ使えるようなぬいぐるみがたくさん焚かれるのを見ると、「もったいない…かわいそう…」と思ってしまう親子です。(出産祝いにいただいたモノで、タオル地なので、くたくたで、もうすっかり薄くなっているのに今でも息子の枕の傍にスヌーピーが現役で居たりします(^^ゞ)

    作品名、作者も忘れてしまったのですが、テディベアが戦場に行ったりする絵本とダブってしまうのですが、小さいおこさんには、まずはこちらの方が、お薦めです。

    投稿日:2006/05/22

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  • せつなくて、涙が出そうになる・・

    「イラナイヨ」なんてかわいそうな名前。
    ページをめくるたび、次はどうなるの?と、とても気になる。
    おじいさんが赤ちゃんの時に一緒にいたなんて、とても感動。
    やっぱり、物は大事にしなきゃねと、思った。
    娘にも、赤ちゃんの時からずっと仲良しのテディベアがいる。
    寝る時は、手放せない。
    これからも、ずっとずっと大事にして欲しい。
    忘れられる事は、とても寂しい事だもの。

    投稿日:2004/11/10

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  • 思い出せてよかったね

    • ぽぽろんさん
    • 20代
    • ママ
    • 長野県
    • 女の子4歳、男の子2歳

    不思議なタイトルでかわいらしい表紙にひかれ借りました。でも読み始めたらなんて切ない内容なんでしょう。引越しで置いていかれたボロボロのぬいぐるみ。自分が何であったのかも思い出せないなんて・・・。でもホッとする展開でよかったー。みんなに愛されていたことを思い出して、また赤ちゃんに与えられてよかったね。
    おじいさんはどんなにボロボロでも覚えていてくれて、それだけ大事にしていたんだなあ。あのネコは、イラナイヨの正体をわかっていたのかな?

    投稿日:2004/04/09

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  • 忘れ去られる悲しさ

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子4歳

    あまりにも長い間忘れ去られ、誰も自分の名前を呼んでくれなかったせいで、すっかり自分の名前を忘れてしまったぬいぐるみが、主人公のお話です。
    今の時代、子供たちは、人形もいっぱいもらう機会が多いので、たくさんの人形の中で、ひょっとすると忘れ去られているぬいぐるみもあるのではないでしょうか。我が家は、あまりにぬいぐるみをいただくので、出し切れずに、大事にしまいこんでいるのがたくさんあります。もちろん、ボロボロのは、さすがにありませんが・・・。だから、こういうお話を読むと、ちょっぴり胸が痛むのですよね。
     僕の名前は「イラナイヨ」だなんて、なんて悲しいことを自分で言ってしまうのでしょうか。でも、最後に幸せになるストーリーで、ほっとしました。もう、二度と、自分の名前を忘れないでね。

    投稿日:2004/02/24

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  • Nothing

    これは、二人の子供たちからお勧めの本として、私が紹介してもらいました。
    イラナイヨ何気なく使っている言葉。この響きを知っている子供たちなら、モノを大切にすることも分かるはず。
    自分は捨てられたことが分からないが、だんだんと記憶を取り戻して、ついには、元の古巣へ、大事にされていた人に
    思い出してもらえ、さらには新しい門出が。
    リユース、リデゥース、リサイクル、そんなこと大声上げなくても自然に皆が出来る社会になればいいですよね。

    投稿日:2004/02/21

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  • え、なにがイラナイの?

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子3歳

    「イラナイヨ」っていう名前なの?なんてかわいそう。と思って表紙を見るとおとぼけ顔の猫がデーーンと横になっています。このギャップにびっくり。中身がまったく想像できずに読み始めました。

    もの寂しいエピローグ。かつてのぬいぐるみが自分探しの旅を始めます。途中あう動物達に名前を聞かれるたびに「ぼくは イラナイヨっていうの」と答えるシーンで、その名前の響きに私の胸までキューーンと締め付けられるようでした。

    最後に表紙の猫に出会うのですが、彼が「イラナイヨ」を助けてくれるのです。そして、もと「イラナイヨ」くんは、ぬいぐるみとして最高に幸せなお仕事ができるようになるのです。よかったわ。

    蛇足ですが、我が家の2年生は「名前が『イラナイヨ』」なのか「ぼく、名前は必要ないヨ」なのか考え込んでいました。

    投稿日:2004/02/19

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  • よかった よかった

    先日 小学館の主催する「おはなし玉手箱」で聞き感動!!
    そのときはバックミュージックとかでとってもよかったのもありますが・・・・
    ほころびてわすれられていたぬいぐるみのお話です自分がだれなのか・・・わからず不安でかなしくてでも最後にはたどり着くのです 本当の自分の場所に
    隣に座っていた小学生は涙していました・・・・
    長いお話ですが・・・・一度 読んでみてください
    ミック インクペンの絵本「あおいふうせん」その他も私はおすすめです

    投稿日:2003/11/05

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