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クリスマス・トムテン」 ママの声

クリスマス・トムテン 作:ヴィクトール・リュードベリィ
絵:ハーラルド・ヴィベリィ
訳:岡本 浜江
出版社:佑学社
税込価格:\968
発行日:1982年12月
ISBN:9784841601862
評価スコア 4.4
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  • 感謝する事で「真の幸福」が見えてくる

     もともとトムテとサンタクロースは別々のものでした。
     トムテは北欧の森に住む妖精でした。
     トムテは、家族とその家族が住んでいる土地や農場を守るのが役割で、そこの農夫やその家族の暮らしを楽にしてあげることが彼の仕事です。
     トムテは、人々が眠りについている夜のあいだに、こっそりと自分の仕事をするのが常なので、その姿を見掛けることは決してないというのがサンタクロースに似ていますね。
     トムテは人々が感謝の気持ちを忘れたり大切な扱いをしないと機嫌を損ね家を離れたり、そこの家に災いをもたらすちょっと厄介な存在でもあります。
     もともとキリスト教の国ではなかったスウェーデンにキリスト教が入って来た時、人々はこの土着の古い伝統とキリスト教を上手く合体させていったという説が有力のようです。

     さて、不幸そうな境遇の主人公の少年ウィグが、トムテン(トムテ)からクリスマスのプレゼント配りに誘われ、凍てつく雪道を馬車に乗り様々な家庭に行きます。
     貧しいながらも勤勉な家庭・豊かゆえたくさんのプレゼントへの感激の薄い家庭・果ては国王陛下のお城にまで配ります、
     途中、愛想を尽かし家から出ようとするほかのトムテンや、イヴの夜にもかかわらず農作業を休まぬトムテンなど、ウィグは一日でたくさんのことを見聞します。

     最後に同行したトムテンから渡された自分へのプレゼントを貧弱と感じ不満顔のウィグでしたが、山の小人の王国へ連れて行かれ、・・・。

     不幸な境遇に不平不満をいう事よりも、自分が生かされているという目の前にある幸せに感謝する事で、「真の幸福」が見えてくるという事をトムテンから教えられた事が、ウィグにとっての最高のプレゼントだったのではないでしょうか。
     
     スウェーデン独特の教訓的なクリスマスのお話でした。 

    投稿日:2010/12/14

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  • 教訓的なトムテン

    気持ちのこもったプレゼントは、どんなものであっても優しくて幸せな気持ちにさせてくれます。特に自分の事を大切に想ってくれている人からのプレゼントは特別なものですね。例え自分が欲しかったものではなくても、大切に使い、感謝の気持ちを伝えられる子に育ってほしいなと思いました。絵の雰囲気も絵画のようで素敵でした。

    投稿日:2017/12/24

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  • スウェーデンのサンタクロース

    スウェーデンのサンタクロースという題名に惹かれました。

    イェルトールドおばさんに引き取られているウィグ。一人でいるウィグのところにトムテンが現れます。

    クリスマスの過ごし方、いろいろな家庭の様子が垣間見えるのが印象的でした。

    中でも金持ちの家では何をもらっても喜ばないというのはそうだろうなあと思いました。

    雪の風景の絵が美しかったです。

    サンタクロースがそりを引いて現れるというのはやはり雪深い北欧がぴったりとしますね。

    今ある幸せ、身近な幸せに感謝できるお話だと思います。

    投稿日:2009/12/23

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  • 感謝の気持ちを教えてくれる絵本

    • バオバブさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子10歳、男の子8歳、女の子6歳、女の子1歳

     百年以上前に書かれたお話だそうです。そういうと昔のお話のようですが、全然色褪せずとてもよいお話でした。
     6歳の娘は人々の不満を飲み込んでふくれあがってしまうひきがえる、悪い行いによりおもりになる毒蛇にどっきどきだったようです。第二反抗期?でなにかと不平不満が多く、憎たらしい口をきいて親子げんかになる今日この頃。でも、この本を読んで
    「あっ、ひきがえるがふくらんだ。」
    というと、
    「あ、ほんまや、ありがとう、大事やな。」
    と反省?してくれるようになりました。
     感謝の気持ちを持つ大切さを説くクリスマスにぴったりの絵本です。

    投稿日:2008/12/17

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