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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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かさの女王さま」 みんなの声

かさの女王さま 作:シリン・イム・ブリッジズ
絵:ユ・テウン
訳:松井るり子
出版社:らんか社
税込価格:\1,650
発行日:2008年12月
ISBN:9784883301690
評価スコア 4.65
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みんなの声 総数 16
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  • とても落ち着きます。

    4歳の息子と読みました。

    タイの山あいにある小さな村が舞台。
    ここでは、伝統工芸品である傘を作り続けています。

    そして主人公は、絵付けにあこがれる少女、ヌット。

    物語の優しい語り口調と、
    暖かい色彩で描かれた絵が、とっても心地よいです。

    途中で王様が登場します。

    「おっしゃいました」や、「申し上げました」等、
    4歳児には難しい単語も多数でてきますが、
    それでも絵が結構細かいので、
    4歳の息子も話はつかめた様子。

    最後に、ヌットが「かさの女王様」に選ばれるという、
    ハッピーエンドで終わります。

    読み聞かせをした私の方も、聞いている息子の方も、
    とっても落ち着く、そんな感じの絵本です。

    投稿日:2010/10/15

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  • やさしい気持ちになれる絵本

    • がるこさん
    • 20代
    • その他の方
    • 埼玉県

    かさ作りを続けてきた村に生まれたヌットちゃんは、絵つけを教えてもらって、自分もかさ作りに参加します。大好きなゾウの絵を描くけれども、伝統的な柄でないと商品にならないと言われてしまいます。

    いやな気持ちにさせる人がいない、心あたたまるお話だと思います。
    家族や村の人たちの様子をみて、自分もかさ作りに加わりたいと思う女の子。その才能をしっかり認められる大人。
    ヌットちゃんは商品にならない絵をかさに描いてしまいますが、それをきちんと家族がさとし、ヌットちゃんも理解します。絵つけが仕事であると認識しているからです。小さいころから日常的に大人たちの仕事の風景を見てきたからでしょうか。
    こうした話の流れが、この絵本の大切な部分だと思います。ヌットちゃんが「伝統は堅苦しい、私は自分の好きなように描く」と言ったら、このお話の魅力は半減してしまいます。個性と自分勝手を履き違えずに、仕事は仕事、趣味は趣味ときちんと区別したことで、結末の部分が生きてくるのではないでしょうか。伝統を重んじて産業を続けてきた村の人たちなんだなあという印象を受けました。
    王さまもとても素敵で、きちんと話を聞いてくれる、やさしい人ですね。この人の存在が、ヌットちゃんはもちろん、読者にも安心感を与えてくれます。
    大人たちがしっかり見て、ときには認め、ときには説明し、子どもとちゃんと向き合ってくれるところが好きです。(もちろん、素敵な絵を素直に描くヌットちゃんもとっても魅力的!) この絵本に出てくる大人のように、周囲の子どもたちに接したいと感じました。

    投稿日:2010/06/11

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  • 無垢で慣習や規格に捕らわれぬ自由な発想

     タイ王国チェンマイのサンカムペン地区のボーサン村がモデルでしょうか。
     
      タイの山間に何百年もの間、傘を作り続けて来た村がありました。
      毎年お正月に、村一番の絵付けをした女性が「かさの女王さま」に選ばれ、その人を先頭に傘行列がおこなわれます。
      主人公のヌットは、「かさの女王さま」にとても憧れていました。
      ヌットはお母さんに、絵付けの作業をしてみたいと申し出ます。
      生計のかかっている事ですが、お母さんはチャレンジさせてみます。
      私にはとてもできない冒険です。
      「学ぶ」とは、「真似ぶ」とよく言いますが、ヌットはお母さんの技法を見よう見まねで見事に仕上げます。
      普段から、親の仕事をそばで見てきたのでしょう。
      また、絵の才能もお母さんから受け継いでいるのでしょう。
      いよいよ、幼いながらも本格的に絵付けの作業を任されることになったヌットは、絵付けの約束である花でもチョウでもない絵を描いて…。

     ヌットの描いた絵が素敵でした。
     子どもならではの無垢で慣習や規格に捕らわれぬ自由な発想。
     いえいえ、それだけじゃない。
     本当に描く事が好きで、夢中だったのでしょう。
     私にも、とても素晴らしい傘に思えました。

     ひょんなことから王様の目に留まり、幼いながら絵付け師として最も大切な“対象を愛している”ということで賞賛される結果に。
     読後再び表紙絵を見て、温かい気持ちになりました。

    投稿日:2010/04/03

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  • 派手さはないがきれいな絵

    日本絵本大賞読者賞の候補作品になっていたし、訳が松井るり子さんだったので、どんな本かと興味を持ちました。

    舞台はタイだそうです。

    生活の糧として傘を作ることを生業としている人々の暮らしぶりを垣間見ることができました。

    絵の才能のある発展途上国に住む女の子ということで、最近読んだ児童書の「リキシャガール」に近いものを感じました。

    「絵つけは あそびではなく しごとでした」という言葉が印象に残りました。

    絵も派手さはないですが、きれいな絵で好感を持ちました。

    投稿日:2010/02/23

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  • 大好きな象の絵

    自分の大好きな像の絵を我慢して、ヌットはお店で売る傘は花と蝶の絵付けしか出来ませんでした。家族総出で一生懸命に作った傘ですからお店で卸すことができる傘の絵付けしか出来なかったのです。
    家族の生活の為にそうするヌットに感心しました。

    「絵付けは 遊びではなく 仕事でした。」

    が、とても心に残りました。まだ小さいヌットなのに、家族のことを考えて我慢しているので感心します。

    やっぱり象の大好きなヌットは、象の絵を描くのを諦めないでよかったです。王さまに、正直に自分の気持ちを話してよかったと思いました。
    家族がみんなで力を合わせて収入を得る姿に、家族一丸の強さを思いました。タイの山あいの絵にも魅せられました。

    投稿日:2009/04/13

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  • 絵に心は宿る

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    子供は親の働く姿を見て、自分もやってみたい!と思うものです。
    この絵本の女の子ヌットも、大人たちの絵付けの仕事を任せてもらい、喜んで絵を描きます。
    ただ、自由に好きな絵を描くことができないのが残念でなりませんでした。

    自分の時間に、自分の好きなものを描くヌットの表情はとても幸せそうです。
    自由に絵付けしたかさは、やがて王さまの目に留まる訳ですが、それは絵の柄が他とは違うからという理由だけではなかったと思います。
    やはり絵に心は宿るものなのですね。
    言われたものを機械的に描くよりも、好きなものを心をこめて描くほうが、人の心を動かすのだと思いました。

    投稿日:2009/02/16

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