ナビで少し前に紹介されていて、作者のふくださんが「空」について語ってらっしゃったのを読んで、読んでみたいな〜と、思っていました。
この絵はもしかして、油絵?
「空」をテーマにした絵本というのは、自分の勝手な想像の中で淡い色合いの水彩絵の具とかで表現されるのかと思っていたので、油絵の質感に少しびっくりしました。
案内役が猫なので、全体が視線を上げるような印象を受けました。
私と上の子は、坂道の花の中で、猫が蝶々を見ている絵が一番気に入りました。
空と雲と、後ろに見える家々と、花と猫のバランスが絶妙!です。
あとね。
「かえろう かえろう かえろう かえろう」のページの夕焼け空も素敵です。その1ページ前はもう少し水色の空の部分が多いんですが、1ページめくると、そこはもう「逢魔が時」の夕暮れで、こういう夕暮れの時間が私は好きです。
ハッキリした絵に、短い文章で、低年齢の子でもわかる読みやすい絵本かと思いますが、どちらかというと、この絵本は字を追うのではなく、絵を見て楽しみたい絵本でした。