強烈なインパクトの題名でしたが、
『あかいセミ』の作者だったので、思わず手に取ってしまいました。
1年3組の授業中に、突然おならの音。
どうやら、かわいくて明るくて頭のいいようこのだったようです。
教室の他の子ども達の反応や、先生の対応、そして、てつおのモノローグで話が進みます。
よくあるでしょ、同じような話。
それだけに、どんな展開になっていくのか、ドキドキです。
登場する子ども達が、それはそれは子どもらしい本音で発言します。
先生も危なっかしいけど、うまくまとめる手腕はさすが!です。
てつおの、微妙な心理も見事に描き出されています。
さわやかなラストで清々しいですね。
先生の言葉が柔らかな関西弁なのも、共感できるところ。
1年生の教室をそのまま体感した気分です。
少し長いですが、読み聞かせで使ってみたいです。