川端さんと言うと、日本の落語や昔話を取りあげた絵本が有名なので、明らかに日本ではなさそうな場所の、「サボテン」が主人公の作品には、ちょっとびっくりしました。
しかも、シリーズ物でした。
今回は、マルティの体が少々弱ってしまった為に訪れた南の国の植物園が舞台。せっかく静養にやってきたのに、大あらしが襲ってきて、サボテンたちは大変な危機をマルティや仲間の力で乗り越えるというお話でした。
顔はみんな同じようなのに、サボテンたち一人一人(?という数え方でいいんでしょうか?)に個性があり、読んでいて、楽しくなりました。