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やなせたかし おとうとものがたり

やなせたかし おとうとものがたり(フレーベル館)

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たった ひとつの ひかりでも

たった ひとつの ひかりでも(評論社)

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ピーターのいす」 みんなの声

ピーターのいす 作・絵:エズラ・ジャック・キーツ
訳:木島 始
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1969年10月
ISBN:9784033280608
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,271
みんなの声 総数 65
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65件見つかりました

  • お兄ちゃんの想い

    お兄ちゃんになったピーター。
    妹のことはとても可愛く思うのだけれど
    かつて自分が赤ちゃんだったときに使った懐かしいモノたちが
    次々に妹のモノになって
    なんだか自分の思い出が取られてゆくような寂しさを感じるピーターの
    フクザツな思いがよく表れていますねー読んでいて切なくなってしまいます。
    娘はこのピーターのシリーズが大好きなので
    借りてきたのですが残念ながら『ピーターのくちぶえ』や『ピーターのてがみ』ほどは
    好きではなかったようです。

    投稿日:2008/08/19

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  • 子供の心の動きが表現されてます

    短いお話の中に子供の心の動きがよく表現されています。
    小さな椅子に座れなかった事でピーターはきっと何かを悟ったのでしょうね。 いろいろな材料でコラージュした背景も素敵です。

    投稿日:2008/07/19

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  • 譲れるというのはスゴいこと!

    • オユマーさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子3歳、男の子2歳

    挿絵が印象深かった「ゆきのひ」と同じ作者の本なので手に取ってみました。
    ピーターは最近お兄ちゃんになり、自分が小さい頃使っていた持ち物が、妹用にどんどんピンク色に塗られてしまいます。納得できないピーターだったけれど、自分が使っていた小さいいすに座ろうとして座れず、初めて自分が大きくなっていたことに気づき、そのいすを自ら妹のためにピンクに塗ってあげます。
    娘は自分も通って来た道なので、その気持ちがよくわかるようで、読み終わると「あーちゃんもユウ君(弟)にベッド(ベビーベッド)あげたんだよね、だからあーちゃんはこっち(大きいベッド)に寝るんだよ」とか、小さくなったパジャマとか、弟に譲ったものを指差して教えてくれました。
    ピーターも娘も、お兄ちゃん,お姉ちゃんになったね。譲れるというのは素晴らしいこと!だと思います。

    投稿日:2008/04/14

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  • ちょっぴりさみしい

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    いままで、家族の中心だったのに、下に赤ちゃんが産まれると、立場が逆転してしまうさみしさ。
    それも、自分が使っていたものがどんどん色が変わっていくなんて、自分のテリトリーを奪われているようにおもいます。

    そんな上の子の不安や寂しさが伝わってきます。

    上の子が状況をうけいれるための儀式が必要なのですね。
    両親が気が付いてあげてよかったです。
    自分も忘れられていないとわかって、ピーターもきっといいおにいちゃんになるでしょう。

    投稿日:2008/03/04

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  • センスのいい本

    読み終わった後、絵も文もとってもセンスがいい本だなぁと感じました。清々しい感動と気持ちのいい余韻を与えてくれました。

    自分の使っていたものが、次々に妹のものになっていく。
    両親の気持ちまで自分から妹に移ってしまうのではないか・・。寂しい、不安な気持ちでいっぱいでしょう。

    でもピーターはただ悲しんでるだけではないんですね。

    相棒の犬ウィリーと家出することにするんです!でも行った場所はうちの前、そこがまたお茶目です。幼い時に座っていたイスに座ろうとして、自分の成長に気づいたピーター。
    最後にピーター自らとった行動がすべてを語っています。

    子供のけなげにもたくましい成長の様子に私も元気をもらいました。

    登場人物みんなが魅力的です。ピーターのいたずらを見つけた時のお母さんの言葉もキュンときます。
    ピーターの他のお話も是非読んでみたいです!!

    投稿日:2008/03/03

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  • 必読図書というシール

    表紙に必読図書というシールが貼ってあって気になったので選びました。絵の描き方がとてもユニークでした。表紙は油絵で中は切り絵でした。不思議ですが日本らし感じもあってどこか懐かしいようにも感じる絵本でした。自分に新しい兄弟が出来てから受け入れられるまでの心の変化を本当に巧妙に描いた作品だと思いました。主人公の心の変遷は新しい兄弟を持つ時多分全ての子供が経験するのではないかと思います。私も妹がいますがその時の感覚は忘れてしまいました。”そうだったかもな”と考えさせられました。もし娘にも兄弟が出来た時、娘の気持ちもこの絵本の御蔭で少し解ってあげられる気がしています。表紙の必読図書というシールの通り読んで良かったです。

    投稿日:2008/01/28

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  • ピーターの成長がよく分かります

    お兄ちゃんになったピーターの成長ぶりがあらわされた絵本です。お兄ちゃんになるということは我慢することが急に増えてしまいますよね。そんなピーターがかわいく思えます。我が家の娘はひとりっこでわがまま言いたい放題なのでこういうピーターの成長を勉強してほしいなと思っちゃいました。

    投稿日:2007/04/24

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  • ピーター偉いね。

    お兄ちゃんになったピーターの心の葛藤が少ない文字のお話によく表れていると思いました。ついこの前まで自分が使っていたベッドや椅子が妹の物になり ピンク色に塗り替えられていく・・・大人の椅子に座ることで 小さくなった椅子は妹にあげるんだと納得できたピーター。一人っ子の娘にはなかなか理解できない感情で 味わえないことだなと思いました。わが娘はわかっているのかいないのか・・・

    投稿日:2007/02/07

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  • 息子の気持ちと一緒

    ピーターと同じように、うちの息子にも兄妹ができました。

    今までは、自分中心だったのに、
    今までは、自分が使っていたものなのに

    兄妹ができると、今までとはちょっと違う複雑な気持ちになるみたい・・・

    そんな息子の気持ちを、代弁してくれているような絵本だと思いました。

    兄妹のできたお家のお兄ちゃん、お姉ちゃん、そして、ご両親に読んでいただきたい絵本だと思います。

    投稿日:2007/02/07

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  • 「いいなあ」と思える絵本

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    随分昔に、愛読していた絵本の雑誌で、キーツさんの特集をしていました。
    そこで初めてキーツさんのことを知ったのですが、とても印象深く、またとても「いいなあ」と思ったので、勝手に私はキーツさんのファンよ!という気になっていました。
    でも、「いいなあ」と思ったくせに、読んでいなかったのです。
    今回初めてきちんと読み、やっぱり「いいなあ」と思いました。
    とても素朴で、とても自然で、とても温かいのです。
    ピーターが、自分の物が何でもピンクに塗られていくのを見て複雑な気持ちになるのもよくわかりますし、まだ手を付けられていない椅子だけは守り抜こうと思うのもよくわかります。
    そして、ピーターは自分で戦った挙句、自分で自分の成長に気づき、自分で過去と決別(というとちょっと大げさですが)するのです。
    親に説得されるのではなく、自分で納得して、椅子を手放すところがなんともいいのです。
    読み終わった時に、上の子の切なさ、いじらしさだけでなく、清々しい成長を感じることができる作品です。

    投稿日:2007/02/05

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