「もしもしおでんわ」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

固定電話、しかも黒いダイヤル式なんて、もう何年も見ていないし触っていないのですが、なんとなく感触で覚えています。
あのダイヤルの重い感じ。
はじめてお友達に電話したのはダイヤル式だったなぁ・・・。

けれども息子は見たこともないはず。
でも「でんわ」という言葉は分かるので、違和感なく絵本の世界に入れたようです。

おひさまが電話してくる、という設定がほんわかしたイラストとは対照的にすごく斬新ですね！
最後にみんなでお散歩しているイラストも、なかなかすごいなぁと思いました。

黒電話を知らなくても、子供はすんなりと読める絵本みたいです。

このダイヤル式の電話は今はどこを見てもないと思うのですが、何故か子供はこれを電話と認識しています。
受話器を耳にあてる道具は電話と認識しているのか。
しかし、黒電話といい、絵柄の持つ雰囲気といい、昭和レトロなムード満載です。
個人的には嫌いではありません。

３歳の娘が読みたがったので、読んであげました。
「じりりーん」と鳴る黒電話、懐かしいですね。

電話特有の、「誰からかかってきたのかな？」っていうワクワク感が絵本の中によく出ているなぁと思います。
やさしい文章とやさしい絵がとても魅力的な、心がほっとする絵本でした。

内容は、さほど目新しいものではないですが、
松谷みよ子さん＆いわさきちひろさんのタッグは豪華すぎ！！
いわさきちひろさんの絵は、ほんとうにキレイ☆
まだねむいモモちゃんのところに、じりりーんといろんな
相手から電話が入るストーリー。

娘は、『おひさまがあるいてる！』と細かい突込みを入れて
いました！