絵本ナビでいただいたポイントで購入した本ですが、何冊かあった候補のうち、「もり」のつく絵本2冊を選びました。今までに読んだ本の中でも、「もりのなか」「もりのおくのちいさなひ」「もりのひなまつり」「もりのかくれんぼう」など、タイトルに「もり」がつく絵本は、どれもすてきなお話ばかりです。そこで、今回、「もりのこびとたち」(べスコフ)と、この絵本の2冊を選んだのですが、買ってみて大正解! みなさんの評価にも頷けました。
本当に春が待ち遠しくなるような内容で、ひろこさんの純真さがすみれの花と重なり、心の中も春の色に染まっていくようです。
娘も、小動物や虫が大好き。うちの庭にも、毎日、りすや小鳥がやってきます。つい先日も、つかまえてきたとかげが、引き戸の下に逃げ込んでしまい、誤ってしっぽと手足を切ってしまったばかり!そのためか(?)絵本の中でも、しっぽの切れたとかげのことが、1番気になったようで、「とかげさん、だいじょうぶかなあ?」と、心配していました。春になって、「しっぽのなおったとかげ」が、もみの木の下に来てくれたときには、「え〜!しっぽが生えてきたの〜?!」と、ひろこさん以上に興奮して、喜んでいました。
春には、新しい命がたくさん誕生するだけでなく、希望もいっぱい待ってるよと、最後のページの絵が語っているように思えました。