読めば分かりますが、この絵本はアメリカの有名な『コールデコット賞』他、いろいろな賞を受賞している作品です。
いわゆる伝記絵本です。BL出版さんはこういう伝記の絵本が多いですね。
《雪の写真家》であり、《雪の研究者》であったのだなぁと、この絵本を読んで、感じました。最初に雪の結晶が6本の枝に分かれていることを知ったのもベントレーだったそうです。
ベントリーは短い生涯でしたが、自分が本当に好きなものに出会えて、その「雪」と伴に一生歩んでこれたから、幸せな人生ですよね〜。
こういう絵本は決して上から目でんではなく、
「応援歌」みたいな1冊として、まだ見えない未来の進路の岐路に立っている子どもたち、特に中高生に読んであげたいです。
手渡してあげてもいいのですが、自分で読むより、他人の声で聞くと、伝わってくる物語に「色」が出るというか、物語が「息づいて見える」というか、そんな空気と一緒に渡してあげたいなと、思いました。