雪が降ってきました。
主人公のくまくんは、友だちのきつねくんやうさぎちゃん、りすちゃんと大はしゃぎです。
だから、雪が積もったら、ソリで遊ぶ約束をしました。
くまくんのソリは、おじいちゃんがお父さんのために作った、古いソリです。とてもお気に入りだったけど、きつねくんやうさぎちゃんの新しいソリを見たら、そのソリのことが恥ずかしくなってしまいました。
でもりすちゃんは、くまくんのソリを、
「はちみついろの すてきな そり」
だと言います。
きつねくんやうさぎちゃんも、くまくんのソリを
「かっこいい」
と言います。
くまくんにとっては古ぼけたソリだったとしても、他の子にとっては素敵だったりかっこよかったりします。
ということは、誰かにとっての短所は他の人にとっての長所ということになります。
この絵本は、主人公のくまくんを通して、そのことを言いたかったのかもしれません。