題名からはわからないのですが、梅雨時の今にぴったりの絵本です。
昨日も雨、今日も雨。外に遊びに行けないでつまらない思いをしていた男の子は、いい遊びを思いつきます。それは「お店屋さんごっこ」。自分の持っているものを並べて窓のそばでお客さんがやってくるのを待ちます。
やってきたお客さんはすずめ、ねこ、ねずみ、そして‥‥見たことのないようなお客さんも来てくれました。それぞれのお客さんが買ったものの使い方が、ほのぼのとして、夢があって、想像力をかきたてられるような感じでいいですよ〜♪
お話しの筋がしっかりしていて、展開もすごく自然。隠れた名作なのではないでしょうか?
絶版ということですごく残念ですが、ぜひ図書館で読んでみてください。派手さはないけれど、ぎゅっと内容の詰まった、ファンタジーあふれる絵本でした。