ルラルさんは、大切な庭に入ってくるものはみんな追い払ってしまう。
その表情はいつも気難しそうでちょっと怖い。
そのルラルさんに対抗できるのは、やっぱりわにでなければね。
そのわにさんがとてもいいキャラクターです。
わにさんのおかげで、只々きれいに手入れをするだけだった芝生が、気持ちよさや楽しみを与えてくれる場所になりました。
物(芝生)の本当の価値とは…というメッセージかなと思います。
最後にたくさんの動物たちと一緒に、芝生に寝転ぶルラルさんの表情がとても柔和で、最初の時とは対照的ですね。
いとうひろしさんの絵も、いつもほんわかゆったりでとても好きです。
ただ声に出して読んだ時、『ルラル』さんという言葉が舌が回らない感じで、私にはちょっと言いにくかったです。