落語絵本シリーズで川端誠さんの大ファンの娘に読みました。娘は2歳になったぐらいから干支を言えるようになって、自分の干支や人の干支に興味を持っているので、とても面白く読ませていただきました。
十二支とおせち料理の関係は知りませんでしたが、それぞれの動物にピッタリのお仕事が与えられていて感心しました。寅は千里も走るので珍しい食べ物を集めてきたり、辰は一年中お天気の様子を見ていたのでこの日は仕事が無かったり、イノシシは後片付けで生ゴミの始末。なんだか、どれも妙に納得です。
夜が明けてお正月の朝を迎えた後の数ページにいっさい文章がありません。ただ、ページをめくるだけ。私自身も何も話しません。すると、自分が小さいときに体験した妙に静かなお正月の朝を思い出しました。お正月って昔は静かでしたよね。店も開いていないし、みんな休みでした。あの雰囲気が甦りました。